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ママ友に疲れたときの距離の取り方 無理に仲良くせず子どもの関係も守る付き合い方

ママ友に疲れたときの距離の取り方 無理に仲良くせず子どもの関係も守る付き合い方

学校や園の行事でママ友と顔を合わせるのが、だんだん苦痛になってきた。

何年も顔を合わせているのに会話が続かず、楽しそうに話している輪を見ると、自分だけが取り残されている気がする。

グループのメッセージが鳴るたびに、返事をどうしようかと考えて気が重くなる。

この記事は、ママ友との付き合いに疲れてしまった方に向けて書いています。

最初に、ママ友との付き合いがなぜこんなに疲れるのかを整理します。

次に、無理に仲良くしようとせず、それでいて子どもの関係や自分の居場所を守るための距離の取り方を、具体的な言い方と一緒に見ていきます。

読み終えたときに、次の行事やメッセージにどう向き合うかが1つ決まっている。

そこをこの記事のゴールにしています。

目次

Q&Aサイトに並ぶ、ママ友に疲れた声

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。

4年の付き合いなのに、会話が続かない

投稿者は、小学生の子どもを持つお母さんでした。

学校の行事でママ友と会うのが苦痛で、4年も顔を合わせているのに会話が続かない。

周りのお母さんたちはとても楽しそうに話しているのに、自分は会話が続かず、すごく落ち込む。

もうすぐ授業参観があるのが憂うつだ、という相談でした。

楽しそうなあの人は、疲れていないのか

別の質問では、いつも大きな声で笑って楽しそうにしているあのお母さんは、疲れていないのだろうか、と書かれていました。

自分の性格のせいなのか、みんなはもっと親しくなっているのか、自分が心を閉ざしすぎているのか。

個人のSNSのアカウントは教えたくなく、習い事の子ども用のアカウントを教えるのが限界だ、とも添えられていました。

回答に寄せられた、共感の言葉

回答には、共感の言葉がいくつも並んでいました。

ある人は、顔を見ればそばに行ける程度のママ友はいるが、休みの日に会うほどの付き合いはしていない、と書いていました。

周りのお母さんたちも、実は本音で話してはいないように見える、とも書いています。

別の人は、ママ友は母親であること以外に共通点が無く、価値観も違う、子どもの成長とともに変わったり消えたりする関係だ、と答えていました。

すべてをさらけ出す必要は無い、という言葉で締めくくられていました。

ママ友に疲れるのは、あなたの性格のせいではない

こうした声を読むと、ママ友に疲れている人がどれほど多いかが分かります。

そして、疲れている人の多くが、自分の性格に原因があると考えています。

疲れるのは、関係の形に無理があるから

ママ友との関係は、自分で選んだ友だちとは成り立ちがまったく違います。

子どもが同じ園や学校に通っている、同じ年に生まれた、住んでいる場所が近い。

たまたま重なった条件で出会った人と、子どものために仲良くしなければならないという関係です。

疲れるのは、あなたの性格のせいではありません。関係の形そのものに無理があるからです。

楽しそうに見える人も、同じように気を使っている

いつも楽しそうに話している人が、疲れていないとは限りません。

楽しそうに振る舞うことで、場の空気を保とうとしている人もいます。

Q&Aサイトの回答者が書いていたように、輪の中で話している人たちも、本音を話しているとは限らないのです。

輪の外から見えるのは、話している様子だけで、その人が家に帰ってどれだけ疲れているかは見えません。

約4割の人が、孤独を感じている

内閣府が令和6年12月に全国の16歳以上を対象に行った孤独・孤立の調査では、孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人が4.3%、「時々ある」が15.4%、「たまにある」が19.6%でした。

調査結果のポイントは、これを「合計約4割が「孤独感がある」と回答」とまとめています。

輪の中にいても、輪の外にいても、孤独を感じている人は少なくありません。

ママ友の輪に入れないことで孤独を感じているのは、決してあなただけではないのです。

今のあなたの状況 いま起きていること 次にすること
行事で会うのが苦痛 会話を続けなければと思い込んでいる あいさつと一言で済ませてよいと決める
グループのメッセージが負担 返事の速さや内容を気にしすぎている 返す時間と、返す範囲を自分で決める
比べられるのがつらい 子どもの成長の話で優劣を感じている 子どもの話題は短く切り上げる言い方を持つ
誘いを断れない 断ると子どもに影響すると思っている 角の立たない断り方を用意する
輪に入れず孤独を感じる ママ友の中にだけ居場所を探している ママ友の外に、話せる場所を1つ持つ

表のどの行に近いかを1つ決めておくと、この先の話を自分に当てはめやすくなります。

ママ友の付き合いが疲れる、5つの理由

ここからは、ママ友の付き合いがなぜこれほど疲れるのかを、もう少し細かく見ていきます。

理由が分かると、どこに力を入れ、どこで力を抜けばよいのかが見えてきます。

理由1 子どもを介した関係なので、簡単に離れられない

いちばん大きな理由は、子どもを介した関係だということです。

自分だけの友だちなら、合わないと感じたら少しずつ離れていけます。

けれどもママ友は、子どもが同じクラスにいる限り、行事や送り迎えで顔を合わせ続けます。

離れたくても離れられない関係は、それだけで気を使わせます。

理由2 子どもどうしを比べてしまう

2つ目は、子どもどうしの比較です。

Q&Aサイトには、自分の子の成長の様子を話すと相手に「すごい」と言われ、相手の子がまだだと聞くと、うちの子もまだこれができないと自分の子を下げなければならず疲れる、という相談がありました。

ママ友との会話は、どうしても子どもの話題が中心になります。

子どもの話をするたびに、自分の子と相手の子を比べ、言葉を選ばなければならないのは、大きな負担です。

理由3 グループのメッセージに、終わりが無い

3つ目は、グループのメッセージです。

園や学校のママ友どうしのグループに入ると、連絡の合間に雑談が続き、既読がつくたびに返事を考えなければならなくなります。

誰かが返事をすると、自分も返さないと冷たいと思われるのではと気になります。

メッセージには終わりが無いので、家にいても気が休まりません。

理由4 近づきすぎても、離れすぎてもいけない

4つ目は、距離の取り方の難しさです。

Q&Aサイトには、気を使いすぎてもだめ、使わなさすぎてもだめ、子どもどうしの関係も気にしなければならない、という声もありました。

ママ友は自分の友だちではないと思っていたのに、仲良くなりたいと思って、つい自分のことを話しすぎてしまった、とも書かれていました。

近づきすぎると付き合いが増えて大変になり、離れすぎると輪に入れず孤独を感じる。

ちょうどよい距離が分からないことが、疲れの元になっています。

理由5 断ると、子どもに影響が出るのではと思う

5つ目は、断ることへの怖さです。

ランチの誘い、休みの日の集まり、送り迎えのお願い。

断ったら、子どもが仲間外れにされるのではないか、と考えてしまい、気が進まなくても引き受けてしまいます。

Q&Aサイトには、車を持っていないママ友に、どこへ行くにも自分の車を頼りにされて疲れた、という相談もありました。

子どもの年齢によって、疲れ方は変わる

ママ友との関係は、子どもの年齢によって形が変わります。

乳児のころは、公園や子育ての支援の場で出会い、同じ悩みを話せる相手として心強く感じることが多いものです。

園に通い始めると、送り迎えや行事で毎日のように顔を合わせ、グループのメッセージも増えて、付き合いがいちばん濃くなります。

小学校に上がると、送り迎えが無くなるぶん顔を合わせる回数は減りますが、子どもどうしの遊びの約束や、係の仕事での付き合いが残ります。

子どもが大きくなるにつれて、親どうしの付き合いは自然に薄くなっていきます。

いまの疲れは、ずっと続くものではありません。

同じ園や学校の中でも、グループの色は違う

同じ園や学校の中にも、いくつかのグループがあります。

Q&Aサイトには、小学校の受験を考えている家庭が多い園で、受験を考えている人たちの食事会とは知らずに参加してしまい、居心地の悪い思いをした、という相談もありました。

子どもの進路や、働き方、住んでいる地域によって、話題も価値観も違います。

どのグループにもなじめないと感じるのは、自分に合う色のグループが近くに無いだけかもしれません。

疲れる理由 起きていること 力の抜き方
子どもを介して離れられない 行事のたびに顔を合わせる 顔を合わせる場面だけ丁寧にし、それ以外は無理をしない
子どもどうしを比べてしまう 成長の話で言葉を選び続ける 子どもの話題を短く切り上げる言い方を持つ
グループのメッセージに終わりが無い 家でも気が休まらない 返す時間と範囲を自分で決める
距離の取り方が分からない 近づきすぎたり離れすぎたりする 自分なりの距離の目盛りを決める
断ると子どもに影響すると思う 気が進まない誘いも引き受ける 角の立たない断り方を用意する

表の右の列の力の抜き方は、この記事の後半で、具体的な言い方と一緒に見ていきます。

どの理由も、あなたが悪いから起きているわけではありません。

関係の形に無理があるなら、自分の側で無理の少ない形に整えていけばよいのです。

疲れたときに、ついやってしまうこと

ここからは、ママ友に疲れたときにやってしまいがちなことと、その後に起きることを見ていきます。

どれも、自分や子どもを守ろうとしての行動です。

ただ、疲れの元には手をつけていないので、しばらくするとまた同じ疲れに戻ってしまいます。

無理に輪に入ろうとする

1つ目は、無理に輪に入ろうとすることです。

楽しそうに話している輪を見ると、自分も入らなければと思い、話題を探して声をかけます。

けれども、無理に合わせた会話は長く続かず、帰り道にどっと疲れが出ます。

相手に合わせて笑い、相手の話題に合わせて相づちを打つほど、自分の言葉は出てこなくなります。

Q&Aサイトの投稿者のように、会話が続かなかったことで、さらに自分を責めてしまうこともあります。

輪に入れないことより、無理に入ろうとして自分をすり減らすことのほうが、あとに残る疲れは大きくなります。

自分のことを話しすぎてしまう

2つ目は、自分のことを話しすぎてしまうことです。

仲良くなりたい気持ちから、家庭のことや夫のこと、悩みごとまで話してしまう。

話したあとで、あんなことまで言わなければよかったと後悔し、相手にどう思われたかが気になって眠れなくなります。

ママ友の中には、聞いた話を別の人に話す人もいます。

話しすぎた分だけ、あとで気を使う場面が増えていきます。

すべての付き合いを断ち切る

3つ目は、反対に、すべての付き合いを断ち切ろうとすることです。

グループのメッセージから抜け、行事でも誰とも目を合わせず、あいさつもしない。

一時的には楽になりますが、行事や子どもどうしの約束で顔を合わせるたびに、気まずさが積み重なります。

学校や園からの大事な連絡が、ママ友を通じて回ってくることもあるので、困る場面も出てきます。

断ち切る代わりに、細く保つという道もあります。

相手のSNSを見て比べてしまう

4つ目は、相手のSNSを見て、自分と比べてしまうことです。

ママ友のSNSには、休みの日の家族の写真や、手の込んだ料理、子どもの習い事の様子が並んでいます。

見るたびに、自分の家や子どもと比べて落ち込んでしまう。

Q&Aサイトの回答にも、ママ友の日常や子どもの同級生の写真には興味が無く、もやもやするのも嫌なので見ない、という声がありました。

SNSに載っているのは、その家の暮らしの中の、いちばんよい場面だけです。

子どもにママ友の話を聞かせてしまう

5つ目は、ママ友への不満を、子どもの前で話してしまうことです。

疲れているときは、つい家族に愚痴を言いたくなります。

けれども、子どもが聞いた話を友だちに話してしまい、それが相手の親に伝わることもあります。

子どもどうしの関係まで気まずくしないためにも、愚痴は子どもの耳に入らない場所で話します。

疲れていることを、誰にも言わずに我慢する

6つ目は、疲れていることを誰にも言わず、ひとりで我慢し続けることです。

ママ友の悩みは、家族に話しても「気にしすぎだよ」と流されてしまいがちです。

分かってもらえないと感じると、ますます誰にも話さなくなります。

けれども、我慢を続けると、行事の前の日に眠れなくなったり、送り迎えの時間が近づくと体が重くなったりと、心と体に表れてきます。

疲れを言葉にできる相手を、ママ友の外に1人でも持っておくことが大切です。

子どものためだと、自分に言い聞かせ続ける

子どものためだから我慢しなければ、と自分に言い聞かせている人も多いはずです。

けれども、子どもにとって大切なのは、親どうしが仲良くしていることより、家で親が笑っていることです。

親がママ友の付き合いで疲れ切っていると、その疲れは子どもにも伝わります。

子どものためにこそ、自分が無理をしすぎない付き合い方を選んでよいのです。

ついやってしまうこと しばらく後に起きること 代わりにすること
無理に輪に入ろうとする 会話が続かず、自分を責める あいさつと一言で済ませてよいと決める
自分のことを話しすぎる 後悔と気づかいが増える 話す範囲を先に決めておく
すべての付き合いを断ち切る 行事のたびに気まずさが積み重なる 細く保つ距離を選ぶ
相手のSNSを見て比べる 自分と子どもを責めてしまう 見る回数を減らすか、見ない
子どもの前で愚痴を言う 子どもどうしの関係まで気まずくなる 愚痴は子どもの耳に入らない場所で話す

表のどれかに、思い当たるものがあったかもしれません。

どれも、あなたが弱いから起きたわけではありません。関係の形に合わない力の入れ方をしていただけです。

次の章では、力の入れどころと抜きどころを、具体的な言い方と一緒に見ていきます。

疲れないための、距離の目盛りを決める

ここからは、ママ友に疲れないための付き合い方を、具体的に見ていきます。

大切なのは、仲良くなるか離れるかの二択で考えないことです。

その間に、いくつかの目盛りを持っておきます。

3つの目盛りで考える

ママ友との距離は、3つの目盛りで考えると整理しやすくなります。

1つ目は、あいさつを交わす距離です。

顔を合わせたら笑顔であいさつをし、天気や行事の話を一言交わす程度の関係です。

2つ目は、必要な連絡を取り合う距離です。

子どもの遊びの約束や、学校や園の持ち物のことなど、必要なことだけをやり取りする関係です。

3つ目は、本音を話せる距離です。

自分の悩みも話せて、休みの日に会っても疲れない、数少ない相手との関係です。

ほとんどの人は、1つ目の目盛りで十分

ママ友のほとんどは、1つ目のあいさつを交わす距離で十分です。

Q&Aサイトの回答者が書いていたように、顔を見ればそばに行ける程度で、休みの日には会わない関係でも、何も困ることはありません。

あいさつをきちんとしていれば、冷たい人だと思われることはまずありません。

2つ目の目盛りの人は、子どもどうしの付き合いに合わせて数人いれば足ります。

3つ目の目盛りの人は、いなくてもかまいません。

もし1人見つかったら、その人は子どもを通じて出会った友だちと呼んでよい相手です。

目盛り どんな関係か 付き合い方
あいさつを交わす距離 顔を合わせたら一言交わす 笑顔のあいさつと天気や行事の話で十分
必要な連絡を取り合う距離 子どもの約束や持ち物のやり取りをする 用件だけを、短く丁寧に
本音を話せる距離 悩みも話せて、会っても疲れない 無理に探さず、見つかったら大切にする

目盛りは、相手ごとに決めてよい

目盛りは、相手ごとに決めてかまいません。

同じクラスのママ友でも、あいさつだけの人、連絡を取り合う人、本音を話せる人がいて当然です。

誰に対しても同じ距離で付き合わなければならない、という決まりはありません。

行事や送り迎えを、疲れずに乗り切る

次に、行事や送り迎えで顔を合わせる場面の乗り切り方です。

あいさつと、一言で済ませてよい

行事で顔を合わせたら、笑顔であいさつをし、一言だけ話します。

「今日は暑いですね」「発表、楽しみですね」「この前はありがとうございました」。

会話を続けなければと思わなくて大丈夫です。

一言交わしたら、自然に自分の子どもの方へ目を向ければ、会話は終わります。

行事では、子どもを見ることに集中する

授業参観や運動会は、子どもの様子を見るための場です。

ママ友との会話を楽しむ場と考えず、子どもを見ることに集中してかまいません。

輪に入れずにいても、子どもを見ている親の姿は、周りから見ても自然です。

送り迎えは、時間をずらす手もある

送り迎えで毎日同じ人と顔を合わせて疲れるなら、少し時間をずらす手もあります。

数分早く、あるいは遅く行くだけで、顔を合わせる人が変わることがあります。

無理のない範囲で、自分が楽な時間を探してみてください。

グループのメッセージと、上手に付き合う

グループのメッセージは、多くの人がいちばん疲れを感じている場面です。

返す時間と、返す範囲を自分で決める

グループのメッセージには、すべてに返事をしなくてかまいません。

返事をするのは、自分に関係のある用件と、お礼を言うべき場面だけにします。

返す時間も、朝と夜の1回ずつのように、自分で決めておきます。

決めた時間以外に通知が来ても、すぐには開かないようにすると、家での時間が守られます。

スタンプとお礼の一言で十分

雑談が続いているときは、無理に話に加わらず、お礼のスタンプや一言で十分です。

「ありがとうございます、助かります」の一言があれば、冷たい人だとは思われません。

個人のSNSは、教えなくてよい

Q&Aサイトの投稿者は、個人のSNSのアカウントは教えたくないと書いていました。

教えたくないものは、教えなくてかまいません。

「あまり更新していないので」「家族だけに見せているので」と伝えれば、角は立ちません。

誘いやお願いを、角を立てずに断る

誘いやお願いを断れずに疲れている人は、あらかじめ断り方を用意しておくと楽になります。

理由は、短く、詳しく言わない

断るときの理由は、短くします。

「その日は家の用事があって」「最近少しばたばたしていて」。

理由を詳しく話すほど、相手は別の日を提案したり、用事の中身を聞いたりしてきます。

短い理由と、誘ってくれたことへのお礼を添えれば十分です。

毎回は断らず、ときどき顔を出す

すべての誘いを断ると、関係が冷えすぎることもあります。

負担の少ない集まりだけ、ときどき顔を出すと、細く保つ関係が続きます。

子どもの誕生会や、短い時間で終わる集まりのように、自分が無理なく参加できるものを選びます。

送り迎えや車のお願いは、線を引く

車の送り迎えのように、繰り返しお願いされることは、早めに線を引きます。

「今回はいいけれど、毎回は難しいかも」と、最初の段階で伝えておくと、あとで断るより気まずさが少なくて済みます。

場面 断り方の例 添える一言
ランチや集まりの誘い 「その日は家の用事があって」 「誘ってくれてありがとう」
休みの日の家族ぐるみの誘い 「週末は家族で過ごすことにしていて」 「また学校で話そうね」
送り迎えや車のお願い 「毎回は難しいかも」 「今回は大丈夫だよ」
役員や係の手伝い 「今年は仕事の都合で難しくて」 「できることがあれば言ってね」
個人のSNSを聞かれたとき 「家族だけに見せているので」 「学校の話は連絡で教えてね」

ママ友の外に、居場所を持つ

最後に、いちばん大切なことをお伝えします。

ママ友の外に、自分の居場所を持つことです。

話せる相手を、ママ友の中に探さなくてよい

ママ友に疲れる人の多くは、話せる相手をママ友の中に探しています。

けれども、子どもを介して出会った人の中に、本音を話せる相手が見つかるとは限りません。

昔からの友だち、職場の人、趣味の集まり、家族。

話せる相手はママ友の外にいてかまいません。

地域の相談の窓口も使える

子育ての悩みや孤独を話せる相手がいないときは、住んでいる市区町村の子育ての相談の窓口や、子育て支援の場を使う方法もあります。

子育て中の親の話を聞くことを仕事にしている人たちなので、ママ友には話せないことも、安心して話せます。

内閣府の調査で約4割の人が孤独感があると答えていたように、ひとりで抱えている人は少なくありません。

話せる場所が1つあるだけで、ママ友との付き合いに求めるものが小さくなり、疲れもぐっと軽くなります。

よくある質問

Q1. ママ友がいないと、子どもがかわいそうですか

子どもどうしの関係は、親どうしの関係とは別に、子どもが自分でつくっていきます。

親がママ友と深く付き合っていなくても、あいさつをきちんとしていれば、子どもの関係に大きく響くことはほとんどありません。

子どもにとって大切なのは、家で親が落ち着いていることです。

Q2. グループのメッセージから抜けてもよいですか

学校や園の大事な連絡が回ってくるグループなら、抜けずに通知だけを切っておくほうが安心です。

雑談が中心のグループなら、「通知が多くて見落としてしまうので」と一言添えて抜けても、角は立ちにくいものです。

Q3. 馬鹿にするようなことを言ってくるママ友がいます

Q&Aサイトにも、話すたびに馬鹿にするようなことを言われて疲れる、という相談がありました。

そうした相手とは、あいさつを交わす距離にとどめ、2人きりで話す場面を減らします。

言われたことは、ママ友の外の話せる相手に聞いてもらい、ひとりで抱え込まないようにします。

Q4. 一度仲良くなったママ友と、距離を置きたいです

急に距離を置くと、相手は理由を探して気にします。

誘いに応じる回数を少しずつ減らし、メッセージの返事を短くしていくと、自然に距離が開いていきます。

学校や園で会ったときのあいさつは、これまでどおり続けます。

Q5. ママ友に疲れて、行事に行くのがつらいです

行事は子どもを見るための場なので、ママ友との会話は一言で済ませ、子どもを見ることに集中してかまいません。

眠れない、体が重いといった状態が続くときは、ママ友の外の話せる相手や、地域の相談の窓口に早めに話してみてください。

まとめ

ママ友に疲れるのは、あなたの性格のせいではありません。

子どもを介して、たまたま条件が重なった人と、離れられずに付き合い続けるという、関係の形そのものに無理があるからです。

仲良くなるか離れるかの二択で考えず、あいさつを交わす距離、必要な連絡を取り合う距離、本音を話せる距離という目盛りを、相手ごとに決めていきます。

ほとんどのママ友は、あいさつを交わす距離で十分です。

行事は一言で済ませ、メッセージは返す時間と範囲を決め、誘いは短い理由とお礼で断る。

そして、話せる相手をママ友の外に1人でも持っておく。

それだけで、ママ友との付き合いに求めるものが小さくなり、疲れはぐっと軽くなります。

今日からできること

最後に、今日からできることを表にまとめます。

やること やり方 期待できること
目盛りを決める 気になるママ友を思い浮かべ、どの距離が合うかを決める 誰に対しても同じ気づかいをしなくて済む
返す時間を決める グループのメッセージを見る時間を朝と夜に絞る 家での時間が守られる
断り方を1つ用意する 短い理由とお礼の一言を決めておく 誘われたときに慌てずに済む
行事の一言を決める 天気や行事の話を1つ用意しておく 会話が続かない不安が減る
話せる相手を思い浮かべる ママ友の外で話せる人を1人書き出す ひとりで抱え込まずに済む

次の行事の前に、あいさつと一言だけで済ませると決めてみてください。

それだけで、行事の前の日の気の重さが少し変わるはずです。

人付き合いの疲れを軽くしたいときに

距離の取り方や、気にしすぎる心のほぐし方は、本で考え方の型を知っておくと、自分の場面に当てはめやすくなります。気になるものから探してみてください。

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