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仕事が向いてないと感じたときの見極め方 慣れの問題か合わないのかを分けて考える

仕事が向いてないと感じたときの見極め方 慣れの問題か合わないのかを分けて考える

周りと同じように仕事を覚えられない。同じ時期に入った人はもう1人で回しているのに、自分だけがまだ注意されている。

仕事が終わると気持ちが沈み、休みの日も月曜日のことを考えてしまう。この記事は、今の仕事が向いていないのではないかと感じている方に向けて書いています。

向いていないと感じたときに、すぐに辞めるべきか、もう少し続けるべきかを決める必要はありません。先にやっておきたいのは、向いていないと感じている理由を分けて考えることです。

慣れていないだけなのか、やり方が分かっていないのか、職場や人が合わないのか、仕事の中身そのものが合わないのか。理由によって、続けるべきか、変えるべきか、離れるべきかが変わります。

この記事では、その見極め方を順番に見ていきます。

目次

Q&Aサイトで見かけた、向いてないと悩む声

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。

投稿者は、転職して半年がたった方でした。仕事の内容が難しく、人一倍理解に時間がかかり、覚えられないことも多い。

同期や周りの人と比べると、自分が一番できていない。かなり向いていない職業だと感じていて、仕事が終わったあとや休日は暗い気持ちになってしまう。

辞めたい気持ちもあるけれど、どこに転職しても同じなのではないかとも思う。向いていないのに続けて時間の無駄にならないか。

仕事の内容以外はとても良い環境なので迷っている、という内容です。

同じサイトには、入社して半年で営業の仕事が向いていないと感じ、体調を崩している人の投稿もありました。人と話すのが苦手で、お客様のところに行くこと自体が怖くなり、仕事中はずっと吐き気がしている。

一方で、社内の仕事はこなせていて、ほかの人を手伝って感謝されることが、今のやりがいになっている、と書かれていました。

周りと比べて、自分が一番できないと感じる

2つの投稿に共通しているのは、周りと比べて自分が劣っていると感じていることです。同期ができていることが自分にはできない。

上司に呆れられている気がする。比べるほど、自分はこの仕事に向いていないのだという思いが強くなります。

ただ、比べている相手が、自分と同じ条件で働いているとは限りません。前の職場で似た仕事をしていた人、学生のころから関係する勉強をしていた人、たまたま教えてくれる先輩に恵まれた人。

スタートの位置が違えば、半年後の差は当然あります。周りとの差は、向いているかどうかより、どこから始めたかを映していることも多いのです。

比べるなら、周りの人より、入ったばかりのころの自分と比べてみてください。半年前にはできなかったことが、1つでもできるようになっているはずです。

環境は良いのに、迷ってしまうとき

転職して半年の投稿者は、仕事の内容以外はとても良い環境だと書いていました。人間関係が良く、働く条件にも不満がない。

それなのに、仕事そのものが自分に合っていない気がする。こうした迷いは、一番判断が難しいものです。

環境が良いということは、それだけで大きな財産です。困ったときに相談できる人がいて、失敗しても責められすぎない職場なら、仕事に慣れるまでの時間を待ってもらえる可能性があります。

一方で、環境が良いからこそ、辞めたら後悔するのではないかという気持ちが、自分の本音を見えにくくすることもあります。まずは、環境の良さと、仕事の中身の合う合わないを、別々に考えてみてください。

混ぜたまま考えると、どちらの答えも出にくくなります。

向いていないと感じる理由は、1つではない

「向いていない」という言葉には、いくつもの違う理由がまとめて入っています。理由を分けてみると、自分がどの状態にいるのかが見えてきます。

感じていること 考えられる理由 向いていないとは限らない場合
覚えるのが遅く、ミスが多い 仕事にまだ慣れていない 入って半年から1年ほどの間
何度聞いても分からない 教わり方や、やり方の整理が合っていない 教え方が変わると分かるようになることがある
職場に行くのがつらい 人間関係や職場の空気が合わない 部署や上司が変わると楽になることがある
仕事そのものが苦痛 仕事の中身が自分の得意と合っていない 同じ会社の別の仕事なら合うこともある
体調を崩している 負担が限界を超えている 向き不向きより先に、体を守る必要がある

最後の行だけは、ほかと扱いが違います。体調を崩しているときは、向いているかどうかを考える前に、体と心を守ることを先にしてください。

次の章で、その見極め方を書きます。

まず、体と心の状態を確かめる

向いているかどうかを考えるのは、体と心に余裕があるときの話です。Q&Aサイトの営業の方のように、吐き気が続き、髪が抜け、体中に蕁麻疹が出ているような状態では、冷静に判断することはできません。

先に確かめておきたいのは、今の自分の体と心の状態です。

体が出しているサイン

仕事の負担が大きすぎるとき、体はさまざまなサインを出します。次のようなサインが続いているときは、向き不向きの判断より先に、休むことや医療機関に相談することを考えてください。

体や心のサイン 続いている期間の目安 まずすること
眠れない、夜中や明け方に目が覚める 2週間以上 医療機関で相談する
食欲がない、食べても味がしない 2週間以上 医療機関で相談する
出勤前に吐き気や腹痛がある 毎朝のように続く 上司か人事に負担を伝え、医療機関に行く
休日も仕事のことが頭から離れない 1か月以上 信頼できる人に話し、相談の窓口を使う
消えてしまいたいと考える 1回でも すぐに相談の窓口か医療機関に連絡する

表の最後の行にあたる考えが浮かんだときは、ためらわずに誰かに話してください。営業の方の投稿には、通勤中に「今ハンドルを切ったら」と考えてしまう、と書かれていました。

こうした考えは、心が限界に近づいているサインです。仕事を続けるかどうかは、そのあとで考えれば間に合います。

相談できる窓口を知っておく

厚生労働省は、働く人の心の健康について情報をまとめた「こころの耳」というサイトを運営しています。電話やメールで相談できる窓口も案内されています。

心がつらくてたまらないときの相談の窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」というページにもまとめられています。

職場の中では、産業医や保健師、人事の担当に相談できる会社もあります。相談したことで評価が下がるのではないかと心配する人もいますが、体調を崩したまま働き続けるほうが、結果として仕事への影響は大きくなります。

医療機関で休むことを勧められたときは、会社の休職の制度が使えるかどうかを就業規則で確かめてください。休職の制度の有無や期間は会社ごとに違います。

休んでいる間の生活費が心配な場合は、加入している健康保険に、病気で働けないときの手当の仕組みがないかを問い合わせてみるとよいでしょう。

休むことは、逃げることと同じではありません。体を立て直してから、向き不向きを落ち着いて考えるための時間です。

回復してから判断しても、遅すぎることはありません。

国の数字で見る、働く人の悩み

向いていないと悩んでいるのは、自分だけではありません。国の調査の数字で確かめておきます。

仕事の量と、失敗や責任の重さ

厚生労働省の令和6年労働安全衛生調査(実態調査)によると、仕事や職業生活に関することで強い不安や悩み、ストレスを感じる事柄がある労働者は68.3%でした。その内容として最も多かったのは「仕事の量」で43.2%、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が36.2%、「仕事の質」が26.4%でした。

強いストレスの内容(令和6年) 割合 向いていないと感じる場面
仕事の量 43.2% 周りと同じ量をこなせず、自分だけ遅れていると感じる
仕事の失敗、責任の発生等 36.2% ミスが続き、責任の重さに押しつぶされそうになる
仕事の質 26.4% 求められる水準に届かず、自分には無理だと感じる

向いていないという悩みは、この3つのどれか、またはいくつかが重なって生まれていることが多いものです。量が多すぎるなら減らせないか、失敗が続くなら確かめ方を変えられないか、質が届かないなら何が足りないのか。

悩みの中身を数字の項目に当てはめてみると、打てる手が見えてきます。

3年以内に辞める人は、3人に1人ほど

厚生労働省の公表によると、令和4年3月に卒業して就職した人のうち、3年以内に仕事を辞めた人は、大学卒で33.8%、高校卒で37.9%でした。

公表の文章では「就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が37.9%(前年度と比較して0.5ポイント低下)、新規大学卒就職者が33.8%(同1.1ポイント低下)となりました」と書かれています。

新しく働き始めた人の3人に1人ほどが、3年以内に最初の職場を離れています。

この数字は、辞めることを勧めるためのものではありません。向いていないと感じて悩むこと、職場を変える選択をすることは、珍しいことではないという事実です。

辞めるにしても続けるにしても、自分だけがおかしいのだと思い込む必要はありません。大切なのは、辞めるかどうかを数字で決めることより、自分が今どの状態にいるのかを見極めることです。

次の章で、その見極め方を具体的に見ていきます。

「向いていない」を4つに分けて考える

体と心に少し余裕があるなら、次は向いていないと感じる理由を分けていきます。最初の章の表で見たように、向いていないという感覚の中には、少なくとも4つの違う状態が混ざっています。

1. まだ慣れていない

入ってから半年から1年ほどの間は、多くの人が向いていないと感じます。仕事の全体像がまだ見えず、1つ1つの作業の意味が分からないまま、言われたことをこなしている時期だからです。

この時期のミスの多さや覚えの遅さは、向き不向きより、慣れの問題であることが多いものです。

慣れの問題かどうかを見分けるには、3か月前の自分と比べてみるのが一番です。3か月前にはできなかったことで、今は1人でできるようになったことがあるか。

あるなら、ゆっくりでも前に進んでいます。周りより遅くても、前に進んでいるなら、慣れの途中にいると考えてよいでしょう。

2. やり方が分かっていない

何度聞いても分からない、同じミスを繰り返してしまう、という場合は、仕事のやり方の整理ができていないのかもしれません。教わった内容を自分の言葉でまとめる時間がない、教える人によって説明が違う、手順が頭の中でつながっていない。

こうした状態では、どんなに努力しても、覚えるのに時間がかかります。

このときに役に立つのは、自分用の手順書を作ることです。教わったことを、実際に手を動かす順番で書き出し、分からなかったところに印をつけておく。

印のついたところだけをまとめて先輩に聞けば、聞く回数も減り、聞く側も教える側も楽になります。手順書を作ってみて、それでもどうしても頭に入らない作業が残るなら、その作業が自分に合っていない可能性を考えます。

3. 職場や人が合わない

仕事の中身はそれほど嫌ではないのに、職場に行くのがつらい、という場合は、人間関係や職場の空気が合っていないのかもしれません。

厳しく詰める上司、質問しにくい雰囲気、長時間の残業が当たり前の職場。こうした環境の中では、どんな仕事でも向いていないと感じやすくなります。

この場合は、仕事そのものを変える前に、環境を変えることを考えます。同じ会社の別の部署に移る、上司が変わるのを待つ、同じ仕事を別の会社で続ける。

環境が変わっただけで、同じ仕事が楽にこなせるようになる人は少なくありません。

4. 仕事の中身が合わない

慣れの時期を過ぎ、やり方も整理し、環境にも大きな不満がないのに、それでも仕事そのものが苦痛だという場合は、仕事の中身が自分の得意と合っていない可能性があります。

人と話すのが苦手なのに、毎日新しいお客様を訪ねる営業をしている。細かい確認が苦手なのに、数字のミスが許されない事務をしている。

こうした組み合わせは、努力だけでは埋めにくいものです。

営業の方の投稿を思い出してください。お客様を訪ねることは怖くなってしまったけれど、社内の仕事はこなせていて、ほかの人を手伝って感謝されることがやりがいだと書いていました。

これは、仕事の中の一部だけが合っていないという状態で、仕事全体が向いていないとは限りません。合っている部分が見えていれば、次にどんな仕事を選べばよいかの手がかりになります。

状態 見分け方 まず試すこと
1. まだ慣れていない 3か月前よりできることが増えている 期間を区切って、もう少し続けてみる
2. やり方が分かっていない 同じところで何度もつまずく 自分用の手順書を作り、まとめて質問する
3. 職場や人が合わない 仕事より、職場に行くことがつらい 部署の異動や、同じ仕事での転職を考える
4. 仕事の中身が合わない 慣れても、整理しても苦痛が変わらない 合っている部分を手がかりに、仕事を選び直す

どのくらい続けて判断するか

向いていないと感じてから、どのくらいの期間で判断すればよいのかは、多くの人が迷うところです。Q&Aサイトの回答にも、1年は続けるべきだという声もあれば、合わないなら早く動いたほうがよいという声もありました。

期間の答えは、4つのどの状態にいるかで変わります。慣れの途中なら、半年から1年ほど様子を見る価値があります。

やり方の問題なら、手順書を作ってから3か月ほど試してみる。職場が合わないなら、異動の相談をしてみて、その結果を待つ。

仕事の中身が合わないとはっきりしたなら、期間を待つより、次の準備を始めたほうがよいでしょう。大切なのは、なんとなく続けるのをやめて、いつまでに何を確かめるのかを自分で決めることです。

期限を決めると、それまでの毎日を「確かめる期間」として過ごせるようになり、気持ちの重さも少し変わります。

続ける、変える、離れるの判断

4つの状態のどれにいるかが見えてきたら、次は具体的に何をするかを決めます。選べる道は、大きく分けて、今の仕事を続ける、会社の中で仕事や部署を変える、会社を離れる、の3つです。

続けると決めたときにやること

慣れの途中にいる、やり方を整理すれば何とかなりそうだ、と感じたときは、期間を区切って続けてみます。そのときに大切なのは、ただ耐えるのをやめて、できるようになったことを記録していくことです。

今週できるようになったこと、先輩に褒められたこと、前より早く終わった作業。小さなことでも書き留めておくと、周りと比べて落ち込んだときに、自分が前に進んでいることを確かめられます。

もう1つは、上司や先輩に、自分がどこでつまずいているかを具体的に伝えることです。「全部分からない」と言われると、教える側もどこから手をつけてよいか分かりません。

「この作業の、この手順が分からない」と伝えれば、教える側も答えやすくなります。つまずいている場所が分かれば、教え方を変えてもらうこともできます。

会社の中で変えるという選択肢

職場や人が合わない、仕事の一部だけが合わない、という場合は、会社を辞める前に、会社の中で変えられないかを考えます。部署の異動、担当の変更、仕事の割り振りの見直し。

会社によっては、異動の希望を出せる制度や、面談の場が用意されていることもあります。

営業の方の場合なら、社内の仕事はこなせているという強みがありました。お客様を訪ねる仕事から、社内で営業を支える仕事に移れないか、と相談してみる余地があります。

相談することで評価が下がるのを心配する人もいますが、合わない仕事で体調を崩し続けるほうが、本人にとっても会社にとっても損失は大きくなります。

離れると決めたときにやること

仕事の中身が合わないとはっきりした、体調を崩していて今の職場では回復できない、という場合は、離れることを考えます。体調に余裕があるなら、次の仕事を決めてから辞めるほうが、生活の不安は小さくなります。

体調が限界に近いなら、先に休むか辞めるかして、体を立て直すことを優先してください。

営業の方の投稿には、家族に相談したところ、アルバイトや派遣で働きながら次を探せばよいと言ってもらえた、と書かれていました。

正社員の仕事を続けるか、すぐに辞めるかの二択で考えると、どちらを選んでも苦しくなります。働き方を一時的に変えて、次を探す時間を作るという道もあります。

選ぶ道 向いている状態 最初にやること
今の仕事を続ける まだ慣れていない、やり方の問題 期限を決め、できるようになったことを記録する
会社の中で変える 職場や人が合わない、仕事の一部が合わない 上司や人事に、異動や担当の変更を相談する
次を決めてから離れる 仕事の中身が合わない、体調に余裕がある 合っていた部分を言葉にし、次の仕事を探す
先に休む、離れる 体調を崩している 医療機関に相談し、休職や退職の手続きを確かめる

次の職場で、同じことを繰り返さないために

Q&Aサイトの投稿者は、どこに転職しても同じなのではないか、と心配していました。回答の中にも、辞めても次の職場で同じ悩みを繰り返すかもしれない、という声がありました。

辞めることを選ぶなら、同じことを繰り返さないための準備をしておきます。

何が合わなかったのかを、言葉にする

一番大切なのは、今の仕事の何が合わなかったのかを、具体的な言葉にしておくことです。「向いていなかった」だけでは、次の仕事を選ぶ手がかりになりません。

初めて会う人と話すことが苦痛だった、締め切りに追われ続けるのがつらかった、細かい数字の確認でミスが続いた。合わなかったことを言葉にすると、次に避けるべき仕事の条件が見えてきます。

合っていたことも、拾い上げる

合わなかったことと同じくらい大切なのが、合っていたことを拾い上げることです。営業の方にとっての、社内の仕事をこなし、ほかの人を手伝って感謝されたこと。

転職して半年の方にとっての、人間関係の良さに支えられて働けていること。どんな仕事にも、少しは合っていた部分があるはずです。

合っていたことは、次の仕事を選ぶときの軸になります。人を支える仕事、1人で黙々と進める仕事、決まった手順を正確にこなす仕事。

合っていた部分を軸に仕事を探せば、次の職場で同じ悩みを抱える可能性は小さくなります。転職の面接で理由を聞かれたときにも、合わなかったことより、合っていたことを軸に話せば、前向きな理由として伝えられます。

よくある質問

Q. 入社して半年で辞めるのは、早すぎますか

半年で辞めること自体が、すぐに悪いとは限りません。大切なのは、なぜ辞めるのかを自分で説明できることです。

慣れの途中で辞めようとしているなら、期限を決めてもう少し続ける価値があります。仕事の中身が合わない、体調を崩している、とはっきりしているなら、半年でも動いてよいでしょう。

厚生労働省の公表では、大学を卒業して就職した人の33.8%が3年以内に最初の職場を離れています。

Q. 向いていないのか、甘えなのか、自分で分かりません

体調を崩しているなら、甘えを疑う必要はありません。まず体を守ってください。

体調に余裕があるなら、この記事の4つの状態に当てはめてみてください。3か月前の自分と比べてできることが増えているなら慣れの途中、同じところでつまずくならやり方の問題、職場に行くのがつらいなら環境の問題、慣れても苦痛が変わらないなら中身の問題です。

Q. 周りの人と比べて落ち込むのをやめられません

比べる相手を、周りの人から、過去の自分に変えてみてください。できるようになったことを毎週1つ書き留めていくと、比べる材料が自分の中にたまっていきます。

周りの人は、前の職場の経験や、教えてくれる人の違いなど、自分とは違う条件で働いていることも多いのです。

Q. 上司に向いていないと相談したら、評価が下がりませんか

伝え方しだいです。「向いていないので辞めたい」と伝える前に、「この作業のこの部分でつまずいていて、こう工夫しているが改善しない」と具体的に相談してみてください。

具体的な相談は、仕事に向き合っている姿勢として受け取られやすくなります。そのうえで、異動や担当の変更の相談に進むこともできます。

Q. 転職しても同じことを繰り返しそうで怖いです

今の仕事の何が合わなかったのか、何が合っていたのかを、具体的な言葉にしておくと、同じことを繰り返す可能性は小さくなります。合っていたことを軸に次の仕事を選ぶと、面接で理由を聞かれたときにも前向きに話せます。

明日からできること

やること どうやるか 目安の時間
体と心のサインを確かめる この記事の表で、続いているサインがないかを見る 5分
向いていない理由を4つに分ける 慣れ、やり方、環境、中身のどれに近いかを書く 15分
3か月前の自分と比べる 今はできて、3か月前はできなかったことを書き出す 10分
つまずいている作業を1つ決める 手順を書き出し、分からないところに印をつける 20分
いつまでに判断するかを決める 状態に合わせて、確かめる期限をカレンダーに書く 5分
合っていたことを書き出す 感謝されたこと、苦にならなかったことを思い出す 15分

まとめ

仕事が向いていないと感じたときは、すぐに辞めるか続けるかを決める前に、まず体と心の状態を確かめてください。体調を崩しているなら、向き不向きより先に、休むことや医療機関への相談を優先します。

体に余裕があるなら、向いていないと感じる理由を、慣れていない、やり方が分かっていない、職場や人が合わない、仕事の中身が合わない、の4つに分けて考えます。

どの状態にいるかによって、続ける、会社の中で変える、離れる、のどれを選ぶかが変わります。どの道を選ぶにしても、合わなかったことと合っていたことを言葉にしておけば、次の一歩は今より確かなものになります。

自分に合う仕事を考えたいときに

自分の得意と苦手の整理の仕方や、仕事の選び直し方は、本で型を知っておくと、自分の経験に当てはめやすくなります。気になるものから探してみてください。

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