MENU

退職を言い出せないときの伝え方 上司に切り出す一言と当日までの準備

退職を言い出せないときの伝え方 上司に切り出す一言と当日までの準備

辞めると決めたのに、上司にどうしても言い出せない。

今日こそ言おうと決めて出勤したのに、いざとなると心臓がどきどきして、また言えずに1日が終わる。

この記事は、退職を言い出せずに悩んでいる方に向けて書いています。

最初に、なぜ退職はこれほど言い出しにくいのかを整理します。

次に、法律ではどう決まっているのかを確かめたうえで、上司に切り出す一言から、退職の日までの準備を順番に見ていきます。

読み終えたときに、明日上司に何と声をかけるかが1つ決まっている。

そこをこの記事のゴールにしています。

目次

Q&Aサイトに並ぶ、言い出せない声

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。

今日こそ言うと決めたのに、言えない

投稿者は、今日こそ絶対に言うと決めて出勤したのに、いざとなると心臓がばくばくして言い出せない、と書いていました。

今の上司はとてもよい人で、迷惑をかけるのが申し訳ない。

会社そのものは嫌で、仕事の中身が苦痛で、休日出勤もたびたびある。

それでも、本当に辞めてよいのか、次の仕事は見つかるのかと不安になり、勇気をください、と結ばれていました。

「10分話せますか」の一言が言えない

別の質問では、転職先も決まり、あとは今の職場に伝えるだけなのに、「相談したいことがあるので10分ほど話せませんか」の一文が言えない、という相談がありました。

何度も席を立ったのに、上司の席まで行けず、トイレに行ったり、ふらふらしたりしてしまう。

怖くて泣きそうなくらい怖い、と書かれていました。

回答に寄せられた言葉

回答には、共感と励ましの言葉が並んでいました。

何も悪いことをするわけではないので、堂々としていれば大丈夫。

初めての退職なら緊張するのは当然だが、いざ伝えてみると、緊張していたのがばからしくなるほどあっさり終わる。

伝えたいことを頭の中でもう一度整理してから臨もう、という回答もありました。

言い出せないのは、あなたが弱いからではない

こうした声を読むと、退職を言い出せずに悩んでいる人がどれほど多いかが分かります。

そして、言い出せない自分を責めている人も少なくありません。

退職は、多くの人にとって初めての経験

退職を伝えるのは、多くの人にとって人生で数回しかない経験です。

慣れていないことを、しかも相手をがっかりさせるかもしれない話を切り出すのですから、緊張するのは当然です。

言い出せないのは、あなたが弱いからではありません。慣れていない場面で、相手を思いやっているからです。

転職する人は、毎年たくさんいる

総務省の労働力調査によると、2025年の平均で、転職者は330万人いました。

転職を望んでいる人は、同じ年の平均で1,023万人にのぼります。

退職を伝えるという場面は、毎年数百万の人が通り過ぎている場面です。

上司の側から見ても、部下の退職を聞くことは、仕事の中で何度も経験していることです。

あなたが思っているほど、退職の話は特別なことではありません。

上司にとって大切なのは、辞めるかどうかより、いつまでに何を引き継いでもらえるかです。

その答えを用意しておけば、話はずっと落ち着いて進みます。

言い出せない日が続くほど、苦しくなる

言い出せない日が続くと、苦しさはだんだん大きくなります。

毎朝「今日こそ」と思って出勤し、言えなかった夜に自分を責める。

転職先が決まっている人は、入社の日が近づくほど焦りが増していきます。

有給休暇を使い切りたい人は、言うのが遅れるほど、使える日数が減っていきます。

言い出せない時間そのものが、心と体を少しずつすり減らしていくのです。

だからこそ、勇気が出るのを待つより、言い出しやすくなる準備を先に整えるほうが近道です。

準備が整えば、勇気はあとからついてきます。

今のあなたの状況 いま起きていること 次にすること
辞めると決めたのに言い出せない 切り出す一言が決まっていない 話す時間をもらう一言を決める
上司がよい人で申し訳ない 迷惑をかけることばかり考えている 引き継ぎの計画を先に立てる
引き止められるのが怖い 引き止めへの答えが用意できていない 気持ちが変わらない理由を短くまとめる
次の仕事が決まっていない 辞めてよいのか迷いが残っている 辞める日と、お金の見通しを確かめる
職場が狭く、話す場所が無い 周りに聞かれるのが気になっている 時間と場所を上司に選んでもらう

表のどの行に近いかを1つ決めておくと、この先の話を自分に当てはめやすくなります。

複数の行に当てはまる人は、いちばん気になっている行から読み進めてください。

退職が言い出しにくい、5つの理由

ここからは、退職がなぜこれほど言い出しにくいのかを、もう少し細かく見ていきます。

理由が分かると、どこを準備すれば言い出しやすくなるのかが見えてきます。

理由1 迷惑をかけると思う

いちばん多いのが、職場に迷惑をかけるという気持ちです。

忙しい時期に辞めたら、残る人の仕事が増える。

自分の担当している仕事を、誰が引き継ぐのか。

Q&Aサイトにも、暇な時期がほとんど無く、辞めると迷惑がかかるのが目に見えているので言えない、という相談がありました。

理由2 上司や同僚が、よい人だから

2つ目は、上司や同僚がよい人だという理由です。

会社は嫌でも、目の前の上司にはお世話になった。

その人をがっかりさせるのがつらくて、言い出せなくなります。

よい人間関係の中にいる人ほど、言い出すのが遅れがちです。

理由3 引き止められるのが怖い

3つ目は、引き止めへの怖さです。

考え直してほしいと言われたらどうしよう、条件を変えるから残ってほしいと言われたら断れるだろうか。

強い口調で責められるのではないか、と心配する人もいます。

理由4 次の仕事が決まっていない

4つ目は、次の仕事が決まっていないという不安です。

Q&Aサイトの投稿者のように、辞めたあとに仕事が見つかるのか、本当に辞めてよいのかと迷いが残っていると、言い出す決心が揺らぎます。

理由5 話す場所と時間が無い

5つ目は、話す場所と時間の問題です。

Q&Aサイトには、従業員が十数人のひとつのフロアの会社で、会議室も無く、周りに声が聞こえてしまうので言い出せない、という相談もありました。

社長と2人きりで事務をしていて、言い出す相手も逃げ場も無い、という相談もありました。

言い出しにくい理由 起きていること 準備できること
迷惑をかけると思う 残る人の負担ばかり考えている 引き継ぎの計画を先に紙にまとめる
上司や同僚がよい人 がっかりさせるのがつらい 感謝の言葉を先に決めておく
引き止められるのが怖い 答えが用意できていない 気持ちが変わらない理由を短くまとめる
次の仕事が決まっていない 辞めてよいのか迷っている 辞める日とお金の見通しを確かめる
話す場所と時間が無い 周りに聞かれるのが気になる 時間と場所を上司に選んでもらう一言を使う

法律では、退職はどう決まっているのか

準備の前に、法律で退職がどう決まっているのかを確かめておきます。

知っておくだけで、言い出すときの気持ちがずいぶん軽くなります。

期間の定めが無い雇用なら、申し入れから2週間

正社員のように、雇用の期間の定めが無い働き方の場合、民法の第627条には次のように書かれています。

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」

つまり、法律の上では、辞めたいと申し入れてから2週間がたてば、雇用は終わります。

会社の許しが無ければ辞められない、というわけではないのです。

このことを知っているだけで、「辞めさせてもらえなかったらどうしよう」という怖さは小さくなります。

もちろん、法律の話を上司に突きつける必要はありません。

自分の心の支えとして、知っておけば十分です。

話し合いの中で、辞める日について意見が分かれたときにだけ、落ち着いて思い出せばよいのです。

会社の決まりも、確かめておく

一方で、多くの会社では、就業規則で「退職の1か月前までに申し出ること」のように決めています。

円満に辞めたいなら、就業規則を確かめ、その期間を守って伝えるのが無難です。

契約社員のように期間の定めがある働き方の場合は、決まりが異なるので、契約書と就業規則を確かめてください。

有給休暇も、確かめておく

残っている有給休暇の日数も、伝える前に確かめておきます。

有給休暇を使い切ってから辞めたい場合は、そのぶん早めに伝える必要があります。

Q&Aサイトの投稿者も、辞める日の前に有給休暇を使いたいので、今から言わなければと焦っていました。

確かめること どこで確かめるか 分かったらすること
雇用の期間の定めがあるか 雇用の契約書 期間の定めが無ければ、民法の2週間が基本
会社の退職の申し出の期限 就業規則 その期限から逆算して伝える日を決める
残っている有給休暇の日数 給与の明細や勤怠の仕組み 使い切る日数を足して、伝える日を早める
退職金の決まり 就業規則や退職金の規程 辞める日の前後で変わらないかを確かめる

言い出せないときに、ついやってしまうこと

ここからは、退職を言い出せないときにやってしまいがちなことと、その後に起きることを見ていきます。

どれも、気まずさを避けたい気持ちから出てくる行動です。

ただ、かえって話がこじれたり、自分が苦しくなったりすることがあります。

繁忙期が終わるまで待とうとする

1つ目は、忙しい時期が終わるまで待とうとすることです。

迷惑をかけたくない気持ちから、今は忙しいからもう少し落ち着いてから、と先延ばしにします。

けれども、職場が本当に暇になる時期は、なかなか来ません。

待っている間に転職先の入社の日が迫り、結局いちばん迷惑のかかる時期に伝えることになる場合もあります。

同僚に先に話してしまう

2つ目は、上司より先に同僚に話してしまうことです。

言い出せない不安から、仲のよい同僚に相談したくなります。

けれども、話が同僚から上司に先に伝わると、上司は「なぜ自分に先に言わなかったのか」と感じます。

退職の話は、まず直属の上司に伝えるのが基本です。

同僚に相談したいときは、上司に伝えたあとにするか、社外の家族や友人に話すようにします。

本当の理由を、すべて話そうとする

3つ目は、辞める理由を正直にすべて話そうとすることです。

仕事の中身が苦痛だった、休日出勤が多すぎた、会社のやり方に納得できなかった。

本当の理由を話すと、上司は「それなら改善するから残ってほしい」と引き止めやすくなります。

不満の中身について話し合いが始まると、辞めるかどうかの話が、職場をどう直すかの話にすり替わってしまいます。

本当の理由を伝えたいなら、辞める日が決まったあとに、求められたときだけ穏やかに話せば十分です。

会社への不満を並べると、残りの期間の職場の空気も悪くなります。

引き止めに、その場で答えてしまう

4つ目は、引き止めに、その場で答えてしまうことです。

「もう少し考えてみて」と言われて、「分かりました」と答えてしまう。

そうすると、上司は考え直してくれたと受け取り、話が振り出しに戻ります。

引き止められたら、考える時間はもらわずに、気持ちは変わらないことを落ち着いて伝えます。

何も言わずに、突然来なくなる

5つ目は、どうしても言えずに、ある日突然職場に行かなくなることです。

一時的には楽になりますが、職場からの連絡に追われ、私物の引き取りや書類の手続きで困ることになります。

離職の書類や源泉徴収の書類が届かず、次の職場での手続きが遅れることもあります。

心と体が限界で、どうしても伝えられない場合は、次の章で紹介する方法や、よくある質問の中の方法を使って、連絡だけは入れるようにします。

メールや手紙だけで済ませようとする

6つ目は、顔を合わせずに、メールや手紙だけで伝えようとすることです。

言葉を選んで書けるので、気持ちは楽かもしれません。

けれども、大事な話をメールだけで受け取った上司は、突き放されたように感じることがあります。

文面だけでは気持ちが伝わりにくく、書いたつもりのない冷たさを読み取られてしまうこともあります。

返事が来るまでの間、どう受け取られたのかが気になって、かえって落ち着かなくなります。

メールを使うなら、話す時間をもらうための一言にとどめ、退職の話そのものは顔を合わせて伝えるのが無難です。

自分を責め続ける

7つ目は、言い出せない自分を責め続けることです。

こんなこともできないのか、社会人として情けない、と思ってしまう。

自分を責めるほど気持ちは縮こまり、ますます言い出しにくくなります。

言い出せないのは準備が足りないからで、あなたの価値とは関係ありません。

責める代わりに、次の章の準備を1つずつ進めてみてください。

ついやってしまうこと しばらく後に起きること 代わりにすること
繁忙期が終わるまで待つ 入社の日が迫り、いちばん忙しい時期に伝えることになる 辞める日から逆算して、伝える日を決める
同僚に先に話す 上司に先に伝わり、関係がこじれる まず直属の上司に伝える
本当の理由をすべて話す 引き止められやすく、空気も悪くなる 前向きな理由を短く伝える
引き止めにその場で答える 話が振り出しに戻る 気持ちは変わらないと落ち着いて伝える
突然来なくなる 連絡と手続きで困る 連絡だけは入れる方法を選ぶ

表のどれかに、思い当たるものがあったかもしれません。

どれも、気まずさを避けたい、相手を傷つけたくないという、やさしい気持ちから出てくる行動です。

そのやさしさを、準備の丁寧さに向け直せば、退職の話はずっと穏やかに進みます。

次の章では、その準備を、伝える日から逆算して順番に見ていきます。

伝える日から逆算して、準備を整える

ここからは、退職を伝えるための準備を、順番に見ていきます。

勇気が出るのを待つより、準備を整えるほうが、言い出す一歩はずっと軽くなります。

辞める日を先に決める

最初に、辞める日を決めます。

転職先が決まっているなら、入社の日から逆算します。

就業規則の申し出の期限と、使いたい有給休暇の日数、引き継ぎに必要な日数を足して、伝える日を決めます。

伝える日が決まると、「いつ言おう」と毎日迷うことが無くなります。

決めること 決め方 例
辞める日 転職先の入社の日や、区切りのよい日から決める 月末で辞める
有給休暇を使い始める日 残りの日数を辞める日から引く 辞める日の2週間前から
引き継ぎを終える日 有給休暇に入る前の日 有給休暇に入る前の週
上司に伝える日 就業規則の期限と引き継ぎの日数から逆算する 辞める日の1か月半前

引き継ぎの計画を、紙にまとめる

次に、引き継ぎの計画を紙にまとめます。

自分が担当している仕事、その仕事の進め方、関係する社内外の人、締め切り。

迷惑をかけると思って言い出せない人ほど、この紙が心の支えになります。

上司に退職を伝えるときに、「引き継ぎはこのように考えています」と添えられれば、話は前向きに進みます。

辞める理由を、短くまとめる

辞める理由は、短く、前向きにまとめます。

「新しい分野に挑戦したい」「家庭の事情で」「別の働き方をしたい」。

会社への不満は、言わなくてかまいません。

一身上の都合、という言葉だけでも、理由としては十分です。

上司に切り出す、最初の一言

準備が整ったら、いよいよ上司に切り出します。

いちばん難しいのは、話す時間をもらう最初の一言です。

話す時間をもらう一言を決めておく

最初の一言は、あらかじめ言葉を決めておきます。

「ご相談したいことがあるので、どこかで10分ほどお時間をいただけますか」。

この一文だけを言えば、あとは上司が時間と場所を決めてくれます。

Q&Aサイトの投稿者は、この一文が言えずに何度も席を立っていました。

口に出す前に、何度か声に出して練習しておくと、言葉が出やすくなります。

職場が狭いときは、場所を選んでもらう

会議室が無く、周りに声が聞こえてしまう職場なら、場所を上司に選んでもらいます。

「少し込み入ったお話なので、落ち着いて話せる場所でお願いできますか」と添えれば、上司は昼休みや終業後、外の場所などを考えてくれます。

どうしても声をかけにくい場合は、この一言だけを社内の連絡の仕組みやメールで送る方法もあります。

当日の最初の言葉

時間をもらえたら、最初に結論を伝えます。

「突然で申し訳ありません。〇月末で退職させていただきたく、ご相談にまいりました」。

前置きを長くすると、言い出す前に気持ちがくじけてしまいます。

結論を先に言えば、あとは上司の質問に答えていくだけです。

感謝と、引き継ぎの話を続ける

結論を伝えたら、感謝の言葉と引き継ぎの話を続けます。

「これまで本当にお世話になりました。引き継ぎは、このように考えています」。

よい上司にお世話になった人ほど、感謝の言葉を先に決めておくと、気持ちが落ち着きます。

場面 言い方の例 気をつけること
時間をもらう 「ご相談したいことがあるので、10分ほどお時間をいただけますか」 用件はこの時点では言わなくてよい
場所を選んでもらう 「少し込み入ったお話なので、落ち着いて話せる場所でお願いできますか」 周りに聞かれない場所を選んでもらう
結論を伝える 「〇月末で退職させていただきたく、ご相談にまいりました」 前置きを長くしない
感謝を伝える 「これまで本当にお世話になりました」 先に言葉を決めておく
引き継ぎを伝える 「引き継ぎは、このように考えています」 紙にまとめたものを見せる

引き止められたときの答え方

退職を伝えると、引き止められることがあります。

あらかじめ答え方を決めておけば、慌てずに済みます。

気持ちは変わらないと、落ち着いて伝える

「考え直してほしい」と言われたら、「ありがたいお言葉ですが、よく考えて決めたことなので、気持ちは変わりません」と伝えます。

同じ言葉を、落ち着いて繰り返すだけでかまいません。

新しい理由を足したり、言い訳を重ねたりすると、話が長くなります。

条件の話が出ても、その場で答えない

給料や部署を変えるから残ってほしい、と言われることもあります。

その場で心が揺れても、すぐには答えないことです。

辞めようと決めた理由が、本当にその条件で解決するのかを考えると、多くの場合は答えが出ています。

強い口調で責められたら

まれに、強い口調で責められたり、辞めさせないと言われたりすることもあります。

そのときは、その場で言い返さず、「改めてご相談させてください」と話を切り上げます。

そのうえで、人事の担当や、上司のさらに上の人に相談します。

法律の上では、期間の定めが無い雇用なら、申し入れから2週間で雇用は終わることを思い出してください。

伝えたあとから、辞める日まで

退職を伝えたあとは、辞める日までの過ごし方も大切です。

退職届は、会社のやり方に合わせて出す

退職届の出し方は、会社によって違います。

上司に伝えたあとに、いつ、どんな形式で出せばよいのかを聞き、その指示に合わせて出します。

同僚には、上司と相談してから伝える

同僚に伝える時期と方法は、上司と相談して決めます。

職場の体制が決まってから伝えるほうが、周りも落ち着いて受け止められます。

最後まで、引き継ぎを丁寧に

辞める日まで、引き継ぎを丁寧に進めます。

紙にまとめた引き継ぎの計画に沿って、後任の人と一緒に仕事を進め、分からないことを残さないようにします。

最後の日に、お世話になった人へ一言お礼を伝えれば、よい形で次の職場へ進めます。

よくある質問

Q1. 次の仕事が決まっていなくても、辞めてよいですか

辞めること自体は、次の仕事が決まっていなくてもできます。

ただ、辞めたあとの生活費の見通しは、伝える前に確かめておきます。

失業したときの給付を受けられるかどうか、受けられるならいつから受け取れるのかを、住んでいる地域のハローワークで確かめておくと安心です。

Q2. 直属の上司に、どうしても言い出せません

直属の上司に話しにくい事情があるなら、人事の担当や、上司のさらに上の人に相談する方法もあります。

「直属の上司に伝える前にご相談したいことがあります」と切り出せば、話の進め方を一緒に考えてもらえます。

Q3. 退職を代わりに伝えてくれるサービスを使ってもよいですか

心と体が限界で、自分ではどうしても伝えられない場合は、代わりに伝えてもらうサービスを使う人もいます。

使う場合は、会社との交渉まで引き受けられるのか、どこまでを代わりに伝えてもらえるのかを、申し込む前に確かめておきます。

自分で伝えられる余力があるなら、この記事の手順で伝えるほうが、あとの手続きもなめらかに進みます。

Q4. 引き継ぎが終わらないと、辞められませんか

引き継ぎは大切ですが、引き継ぎが終わらないことを理由に、いつまでも辞められないわけではありません。

期間の定めが無い雇用なら、法律の上では申し入れから2週間で雇用は終わります。

辞める日までに、紙にまとめた引き継ぎの計画に沿って、できるかぎりのことをすれば十分です。

Q5. 有給休暇を使い切ってから辞めてもよいですか

有給休暇は、働く人に認められた権利です。

使い切ってから辞めたい場合は、そのぶん早めに退職を伝え、引き継ぎの日程と一緒に上司に相談します。

まとめ

退職を言い出せないのは、あなたが弱いからではありません。

慣れていない場面で、迷惑をかけたくない、相手をがっかりさせたくないと、相手を思いやっているからです。

法律の上では、期間の定めが無い雇用なら、申し入れから2週間で雇用は終わります。

その事実を心の支えにしながら、辞める日を決め、引き継ぎの計画を紙にまとめ、辞める理由を短く整えておく。

そして、「ご相談したいことがあるので、10分ほどお時間をいただけますか」の一言だけを、まず口にしてみる。

準備が整えば、勇気はあとからついてきます。

今日からできること

最後に、今日からできることを表にまとめます。

やること やり方 期待できること
辞める日を決める 入社の日や区切りのよい日から決める 伝える日が決まり、毎日迷わずに済む
就業規則を確かめる 退職の申し出の期限を探す 伝える日を逆算できる
引き継ぎの計画を書く 担当の仕事、進め方、関係する人、締め切りを書き出す 迷惑をかける不安が小さくなる
最初の一言を練習する 時間をもらう一文を声に出して言ってみる 当日に言葉が出やすくなる
引き止めへの答えを決める 気持ちは変わらないと伝える一文を用意する 引き止められても慌てずに済む

明日の朝、上司の予定が空いている時間を確かめ、「10分ほどお時間をいただけますか」と声をかけてみてください。

その一言が言えれば、話の半分はもう終わっています。

退職と次の一歩の準備に

退職の手続きや、言いにくいことの伝え方は、本で流れを知っておくと、自分の場面に当てはめやすくなります。気になるものから探してみてください。

※当サイトのリンクにはアフィリエイトを使用しています

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次