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寂しがり屋を直したい人へ 重いと言われる理由と寂しさの預け先を分ける方法

寂しがり屋を直したい人へ 重いと言われる理由と寂しさの預け先を分ける方法

恋人にも友人にも、つい連絡しすぎてしまう。返事が遅いと、胸の中がざわざわして何も手につかない。

そして「ちょっと重い」と言われてしまう。

この記事は、そんな経験があって「自分は寂しがり屋で、直したほうがいいのかな」と調べている方に向けて書きました。

結論から言います。寂しがり屋は、扱い方を整えるものです。直す対象にしなくて構いません。

寂しさを感じやすいこと自体は、欠点ではありません。相手を大切に思う力と、同じ場所から出ています。

つらくなるのは、その寂しさを「誰か1人に、全部」埋めてもらおうとするときです。

要点は次の3つです。

  • 重いと言われやすいのは、寂しさの預け先が1人に集中しているとき
  • 預け先を複数に分けると、1人あたりの負担が軽くなり、関係が長持ちしやすい
  • 一人の時間の過ごし方に、いくつかの型を持っておくと、連絡したい衝動の強さが下がる

この記事では、次の順に進めます。

  • 寂しがり屋とは何か、病気とは別の話であること
  • 「重い」と言われるしくみと、国の調査でわかること
  • つながりの先を分ける方法
  • 一人の時間の過ごし方
  • 気分の落ち込みが続くときの相談先

なお、一人暮らしの寂しさに絞って時間帯や時期ごとの過ごし方を書いた記事は、すでにあります。

一人暮らしが寂しい夜を越えるために 時間帯と時期で分けて考える心の整え方

今回は住まいにかかわらず、寂しがり屋という性格そのものと、恋人や友人との距離の取り方を中心にします。

目次

Q&Aサイトで見かけた「彼氏ができるたびに重いと言われて振られる」という相談

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。

投稿していたのは、女性の方です。

自分は寂しがり屋で、好きな人とは頻繁にメッセージをやり取りしたいと感じています。会うのも、週に1回か、2週間に1回くらいは会いたい。

けれど、彼氏ができるたびに「重い」と言われて、振られてしまうそうです。

毎回同じ理由で別れることから、原因は自分にあるのだと考えています。

質問は「何が原因なのか。自分が寂しがり屋だからだめなのか」という内容でした。

寄せられていた回答には、次のようなものがありました。

  • 相手のペースを超えてしまっているので、もう少しペースを落としたほうがいい
  • 愛情表現は少なくていいと考える人を好きになりやすい傾向があるのでは
  • 連絡も会うのも多いほうがいい人はいる。サバサバした人ばかり選んでいるなら、同じ温度の人を探すしかない

この質問者さんは、自分を責めています。

ただ、書かれている内容をよく読むと、寂しがり屋であること自体は、何も悪いことではありません。

問題になっているのは、会いたい頻度と連絡の量が、相手の望む量とずれていたことです。

ずれは、直せます。直し方は、あなたの寂しさを消すことではありません。

寂しがり屋とは何か

まず、言葉の意味を整理します。

寂しがり屋は、日常で使う言葉で、医学用語ではありません。ひとりでいる時間に寂しさを感じやすい人、人と一緒にいたい気持ちが強い人を指して使われます。

つまり、診断名ではありません。

性格の傾向を表す言い方で、強さにも幅があります。同じ寂しがり屋でも、ひとりの夜が少し苦手な程度の人から、連絡が途切れると一日中落ち着かない人まで、さまざまです。

寂しがり屋の特徴としてよく挙がること

検索すると、次のような特徴がよく挙げられています。

場面 よくある様子
連絡 返事が遅いと不安になる。自分から先に送りたくなる
一人の時間 予定のない休日や夜が長く感じる。つい誰かに連絡する
人付き合い 誘われると断りにくい。別れ際に名残惜しくなる
気持ち 「嫌われたかも」と考えやすい。感情が表に出やすい
習慣 ひとりでも音や映像をつけっぱなしにする

これらは、すべてにあてはまらなくて構いません。いくつか心当たりがあれば、寂しさを感じやすい傾向がある、くらいに受け取ってください。

「寂しがり屋診断」の結果をどう受け取るか

インターネットには「寂しがり屋診断」という名前のテストがたくさんあります。

こうしたテストは、自分の傾向を言葉にするきっかけとして使うぶんには役に立ちます。

一方で、結果で性格や病気が決まるわけではありません。点数が高かったからといって、問題があるとも言えません。

気になる点数が出たときは、「いまの自分は、こういうときに寂しさが強くなるのか」と、場面を見直す材料にしてください。

男性の寂しがり屋も、珍しくありません

「男の寂しがり屋」という検索も多く見られます。

Q&Aサイトには、彼女と毎日長時間電話していて、重いと言われて別れた、という男性の質問もありました。

寂しさを感じやすいのは、性別に関係ありません。

男性は「寂しい」と口に出しにくい空気があるぶん、ひとりで抱えやすいことがあります。この記事の方法は、性別を問わず使えます。

寂しがり屋の言い換え

文章や自己紹介で使いたいときの言い換えも、挙げておきます。

  • 人恋しい(ひとりでいると誰かに会いたくなる)
  • 甘えん坊(頼りたい気持ちが強い)
  • 人懐っこい(人と関わるのが好き)
  • 愛情深い(相手を気にかける気持ちが強い)

「寂しがり屋」を「人とのつながりを大切にする人」と言い換えると、同じ性質でも、受け取られ方が変わります。

自分の性格に、悪い名前をつけすぎないことも、大切な一歩です。

「重い」と言われる理由 預け先が1人に集中している

次に、なぜ「重い」と言われてしまうのかを考えます。

先ほどの質問者さんの回答に出てきた「ペースのずれ」は、一方が悪いという話ではありません。

メッセージの回数も、会う頻度も、人によって心地よい量が違います。たとえば、1日に3通くらいで十分と考える人もいれば、気づいたことを毎回送りたい人もいます。

ここで起きているのは、量の差です。

重く感じさせるのは、量より「ほかに預け先がない」こと

連絡が多いこと自体が、すぐ重さになるわけではありません。

重さとして伝わりやすいのは、その人の返事ひとつで、あなたの1日の機嫌が決まってしまう状態です。

相手から見ると、「自分が返さないと、この人は不安定になる」と感じます。ここに責任の重さが生まれます。

つまり、寂しさの預け先が1人に集中していると、その1人にかかる負担が大きくなります。

状態 相手から見えること あなたの内側
預け先が1人 返信が遅れると、気持ちを受け止めきれない負担がかかる その人の返事で、1日の気分が上下する
預け先が複数 連絡が少し空いても、状況を想像しやすい 返事が遅くても、ほかの場所で気持ちが落ち着く

相手にとって負担になるのは、連絡の数より、「この人にとって自分がただ1つの頼みの綱になっている」という重さです。

ペースのずれは、よくある組み合わせ

Q&Aサイトには、反対の立場の質問も多く見られます。

交際2か月の彼女が寂しがり屋で、電話もメッセージも多く、疲れてきた。自分は1日3通くらいのやり取りで、週に2回の電話がちょうどいい、という男性です。

この組み合わせでは、どちらも間違っていません。ただ、量が合っていません。

量が合わないまま、がまんし続けた側から、関係がしんどくなっていきます。

だから「重いと言われた」ときは、自分がだめだと決めつけず、まず次の2つを分けて考えます。

  • 自分が望む量
  • 相手が心地よいと感じる量

この2つの差を、話し合いで縮めていく。それが、関係を長く続ける現実的な道です。

同じペースの人を探すという選択

回答の中には、「同じ温度の人を探すしかない」という意見もありました。

これは冷たく聞こえますが、実際に有効な考え方のひとつです。

連絡も会うのも多いほうが落ち着く人は、世の中に確かにいます。そういう人と付き合えば、「重い」と言われる場面そのものが減ります。

ただし、相手を変えても、預け先が1人に集中している状態が続くなら、別の形でしんどさが出ることもあります。

量の相性を探すことと、預け先を増やすことは、両方進められます。

国の調査でわかること 孤独感と「頼れる人」の関係

ここで、国の調査を見ておきます。

寂しがり屋という性格を直接測った調査ではありませんが、人が孤独を感じる状況と、周りの人とのつながりの関係を調べた、公的な調査があります。

内閣府の孤独・孤立対策推進室が令和8年4月にまとめた「人々のつながりに関する基礎調査(令和7年)調査報告書」です。調査は令和7年12月1日の時点で、全国の満16歳以上の人を対象に行われ、有効回答者数は11,873人でした。

2026年10月28日に、この報告書の本文を開いて数字を確かめました。

孤独を感じる人の割合

「あなたはどの程度、孤独であると感じることがありますか」という質問への答えは、次のとおりです。

回答 割合
しばしばある・常にある 4.5%
時々ある 13.7%
たまにある 19.5%
ほとんどない 41.6%
決してない 19.6%

孤独を感じることが「しばしばある・常にある」人は、年齢別では30歳代から50歳代で高くなっていると、報告書に書かれています。

寂しさを感じるのは、特別な人だけではありません。何らかの頻度で孤独を感じる人は、回答者の中で珍しくないことがわかります。

「頼れる人」がいるかどうかで、孤独感は大きく違う

同じ報告書には、困ったときに頼れる人の有無と、孤独感の関係も載っています。

困った時に頼れる人 孤独感が「しばしばある・常にある」の割合
いる 2.7%
いない 25.1%

頼れる人が「いる」と答えた人は91.6%、「いない」は8.0%でした。

不安や悩みの相談相手の有無でも、同じ傾向が出ています。相談相手が「いる」人では2.5%、「いない」人では23.4%でした。

この数字から言えること、言えないこと

ここで、慎重に読む点を2つ挙げます。

1つは、この調査は寂しがり屋という性格を測ったものではないことです。孤独感の強さを調べたもので、「寂しがり屋の人が多い」「少ない」とは言えません。

もう1つは、頼れる人がいないから孤独になるのか、孤独だから人に頼れなくなるのか、この数字だけでは決められないことです。

ただ、相談できる相手や頼れる人の有無によって、孤独感の強さに大きな差があること自体は、公的な調査の結果として確かめられています。

この記事の軸は、ここにつながります。

寂しさを感じやすい人にとっては、頼れる先が1か所しかない状態より、いくつかある状態のほうが、気持ちが安定しやすいと考えられます。次の章から、その具体的な作り方に進みます。

つながりの先を分ける 寂しさの預け先を増やす具体策

ここからは、寂しさの預け先を増やす方法です。

預け先を増やすといっても、友達を何十人も作る必要はありません。種類の違うつながりを、少しずつ持つことを目指します。

この章の方法は、公的機関が定めた手順でなく、日常で試しやすい工夫として整理したものです。合わないものは、使わなくて構いません。

つながりを3つの層に分ける

寂しさが出る場面は、いつも同じ強さではありません。強さに合わせて、頼る先を変えます。

層 例 向いている場面
毎日の軽いつながり 職場や学校での雑談、行きつけの店の人との挨拶、家族との一言 何となく人の気配がほしいとき
週に1度くらいのつながり 趣味の集まり、習い事、友人との食事 話したい気持ちがたまってきたとき
深く話せるつながり 親友、恋人、家族、身近な信頼できる人 気持ちを整理したいとき

恋人1人に、3つの層すべてを任せてしまうと、重さが生まれます。

毎日の軽いつながりと、週に1度のつながりを別の場所に持てば、恋人には「深く話せる時間」だけを預けられます。

毎日の軽いつながりを作る

いちばん始めやすいのは、毎日の軽いつながりです。

お互いに名前も知らなくて構いません。顔を見て、一言交わせる場所を、生活の中に1つ作ります。

  • 同じ店で買い物をして、店の人に挨拶する
  • 職場や近所の人と、天気の話をする
  • 家族がいるなら、帰宅時に一言かける

どれも小さなことですが、1日の中で「誰かと言葉を交わした」という感覚が、夜の寂しさを和らげます。

週に1度のつながりを作る

2つ目の層は、週に1度ほど、同じ顔ぶれに会える場所です。

スポーツ、料理、読書会、ボランティアなど、何でも構いません。選ぶときのコツは、会話が目的の場より、何かを一緒にする場のほうが、気楽に続くことです。

共通の話題が最初からあるので、沈黙も苦になりません。

無理に深い関係を作ろうとしなくて大丈夫です。顔見知りが何人かいるだけで、「予定のない休日」の不安が減ります。

深く話せる相手を、1人から2人に

3つ目の層は、気持ちを話せる相手です。

この層が恋人1人だけになっていると、いちばん負担が集中します。

親友や家族、昔からの知り合いなど、もう1人、気持ちを話せる相手を思い浮かべてみてください。

久しぶりでも構いません。「最近どうしてる」と短く送るだけで、つながりは戻ります。

深く話せる相手が2人いれば、片方がどうしても返信できない夜でも、もう1人に話せます。

恋人や友人との連絡のペースを、話し合って決める

預け先を増やしたうえで、連絡のペースも話し合っておくと、お互いが楽になります。

自分の「連絡したい量」を先に言葉にする

話し合いの前に、自分の望む量を書き出します。

たとえば、次のように数字や場面で書くと、相手に伝わりやすくなります。

  • 朝と夜に、一言ずつやり取りできるとうれしい
  • 会えない日が続くと不安になるので、週に1回は電話したい
  • 返事が遅いときは、「今日は忙しい」と一言もらえると安心する

「もっと連絡して」と言うだけでは、相手はどの程度なのかわかりません。具体的な場面と量で伝えます。

相手の心地よい量も聞く

次に、相手の心地よい量も聞きます。

「あなたは、どのくらいのペースだと楽?」と質問してみてください。責める口調にならないよう、知りたいという気持ちで聞きます。

相手の答えが自分の希望より少なくても、そこで落ち込まなくて大丈夫です。量が違うだけで、気持ちが少ないわけではありません。

間を取った約束を作る

2人の量に差があるときは、間を取った約束を作ります。

自分の希望 相手の希望 間を取った例
毎日長めに連絡 数日に1度で十分 毎日、おやすみの一言だけ。長い話は週末に電話
週に何度も会いたい 月に数回で十分 週に1度は会い、会えない週は短い電話
返事はすぐほしい 仕事中は返せない 返事は夜にまとめて。急ぎのときだけ電話

この表の例は、あくまで一例です。2人で話して、自分たちに合う形を決めてください。

約束を決めると、「返事がこない」ときの不安の理由が、はっきりします。忙しい時間帯だとわかっていれば、待つことができます。

返事を待つ間の過ごし方を、あらかじめ決めておく

約束をしても、待っている間は落ち着かないものです。

そのときのために、待つ間にすることを、あらかじめ決めておきます。

  • 携帯を別の部屋に置き、15分だけ家事をする
  • 散歩に出る
  • 好きな音楽を1曲、最後まで聞く

15分という数字は、筆者が試しやすい目安として挙げたもので、研究で決まった時間ではありません。自分に合う長さに変えてください。

大切なのは、「メッセージを送る前に、一度別のことをする」という流れを作ることです。

一人の時間の過ごし方 寂しさの波を小さくする

預け先を増やしても、ひとりの時間はなくなりません。

ここでは、ひとりのときの寂しさの波を、小さくする方法を整理します。

この章の内容も、公的機関が定めた手順でなく、日常で試しやすい工夫です。

寂しさの強さに合わせて、対処を変える

寂しさは、いつも同じ強さではありません。

強さを0から10で数えると、対処を選びやすくなります。

強さの目安 状態 試すこと
1〜3 何となく物足りない 外の空気を吸う。お茶を入れる。短い散歩をする
4〜6 誰かの声が聞きたい 軽いつながりの層に会いに行く。店で人のいる場所に座る
7〜8 連絡したくてたまらない 15分、別のことをする。それでも続くなら、話せる相手に短く連絡する
9〜10 苦しくて眠れない、消えたい気持ちがある 相談窓口に電話する。この記事の最後に番号を載せています

数字をつけること自体が、気持ちとの間に少し距離を作ります。

「いまは6くらい」と思えると、「寂しさに飲み込まれている」状態から、一歩離れられます。

体を使う

寂しさは、頭の中だけで膨らみやすい感情です。

体を動かすと、考えごとが途切れます。

  • 家の近くを、15分歩く
  • 音楽をかけて、部屋を片づける
  • 湯船にゆっくり入る

厚生労働省の「こころの耳」は、睡眠について、寝つきに30分以上かかる、途中で何度も目が覚める、朝いつもより早く目が覚めてネガティブな考えごとをする、といった様子に気づいたら、生活習慣を見直すよう勧めています。

見直す例として、就寝前の4時間はカフェインを避ける、ぬるめのお湯での入浴や音楽でリラックスする、目覚めたら日光を取り入れる、趣味など自分のための時間を確保する、といった内容が挙げられています。

寂しさが強い夜ほど、眠りが浅くなり、翌日の気持ちも沈みやすくなります。睡眠を整えることは、寂しさ対策にもなります。

声を出す

ひとりで静かにしていると、寂しさが大きく感じられます。

声を出す、聞く、といった行動で、人の気配を取り入れます。

  • 好きな曲を、口ずさみながら料理をする
  • 声に出して、本を読む
  • 話し声の入った番組を、流しておく

画面の向こうの人でも、声があると、静けさの重さが減ります。

ただし、夜中まで見続けて睡眠を削ると、翌日がつらくなります。終わる時間を決めて使ってください。

寂しさを書き出す

紙に、いまの気持ちを書き出す方法もあります。

「寂しい」「あの人に連絡したい」と、思ったことをそのまま書きます。

書くことで、気持ちを一度、体の外に置けます。書いたものは、読み返さなくて構いません。

連絡したくなった内容を、メッセージの下書きでなく、紙に書く点がコツです。送信してしまう心配がありません。

翌朝に読み返して、まだ送りたいと思えば、そのときに考えます。夜の勢いで送ったメッセージは、朝になって後悔しやすいものです。

「ひとりで過ごす練習」を少しずつ

ひとりの時間に慣れていない人は、いきなり長い時間をひとりで過ごそうとすると、つらくなります。

最初は短い時間から始めます。

段階 ひとりで過ごす時間の目安 過ごし方の例
1 30分 好きな飲み物を用意して、本や音楽を楽しむ
2 1〜2時間 一人で映画を見る。ひとりで近所のカフェに行く
3 半日 ひとりで日帰りの外出をする

時間の目安は、試しやすい例です。人によって合う長さは違うので、無理のない範囲で変えてください。

ひとりの時間を「寂しい時間」でなく「自分のために使う時間」と呼び直すと、受け取り方が変わっていきます。

避けたい過ごし方

寂しい夜ほど、勢いで動きたくなります。あとで自分がつらくなる行動は、先に知っておくと止めやすくなります。

寂しさをまぎらわそうとして、かえってつらくなる行動もあります。

  • 返事がこない相手に、何通も続けて送る
  • ほかの人を、寂しさを埋める道具のように連絡先から選ぶ
  • 夜中まで、相手の投稿や履歴を見返す
  • お酒の量を増やす

Q&Aサイトには、本命の人からの連絡が少ない間に、ほかの男性と連絡をとって寂しさをまぎらわせ、信じられないと言われた、という相談もありました。

寂しさの預け先を「増やす」ことと、「都合よく使う」ことは別です。預け先を増やすときは、相手にもこちらにも誠実でいられる関係を選びます。

相手の都合を考えずに寂しさだけを預けると、相手の負担になり、信頼も失いやすくなります。

寂しさが強いときは、相手を探す前に、先ほどの表の「強さの目安」で自分の状態を確かめてください。7以上なら、まず15分、別のことをします。

気分の落ち込みが続くときと、相談できる窓口

ここまでの方法は、性格としての寂しがり屋を前提にしています。

一方で、寂しさや気分の落ち込みが強く、日常生活に影響が出ている場合は、専門家に相談したほうがよいことがあります。

診断は、医師が行うものです。この記事で決めることはできません。

相談を考える目安

厚生労働省の「こころの耳」のページ「ご存知ですか?うつ病」には、うつ病の主な症状として、楽しみや喜びを感じない、何か良いことが起きても気分が晴れない、といった状態が挙げられています。

同じページには、こうした症状が2週間以上続き、従来の社会生活が困難になる状態をうつ病という、と書かれています。

寂しさがきっかけであっても、次のような様子が重なるときは、早めに相談してください。

  • 楽しめることがなくなり、2週間以上その状態が続いている
  • 眠れない、食べられない状態が続いている
  • 仕事や学校、家事に大きな支障が出ている
  • 自分を責める気持ちが止まらない

当てはまるかどうか迷うこと自体が、相談してよい理由になります。

働く人のための電話相談

2026年10月28日に、公式のページで受付時間を確認しました。

厚生労働省の「こころの耳」に、働く人の「こころの耳電話相談」があります。対象は、働く方やそのご家族、企業の人事労務担当者の方です。

項目 内容
電話番号 0120-565-455(フリーダイヤル)
平日の受付時間 17時から22時まで(受付は21時50分まで)
土日の受付時間 10時から16時まで(受付は15時50分まで)
受付しない日 祝日、振替休日、年末年始(12月29日から1月3日)

公式ページには、発信者番号が非通知の電話は受けられないため、番号の前に186をつけてかけること、病名の診断や治療方法の提示など医療行為にあたる内容は対応できないことが書かれています。

こころの健康相談統一ダイヤル

厚生労働省の「まもろうよ こころ」には、電話相談窓口の一覧があります。

「こころの健康相談統一ダイヤル」は、電話をかけた場所の都道府県や政令指定都市が実施する、公的な相談機関につながります。

番号は0570-064-556です。対応する曜日と時間は、都道府県によって異なります。

とてもつらいとき

気持ちが沈んで、消えてしまいたいと感じるほどつらいときは、すぐに相談してください。

同じ「まもろうよ こころ」のページに、次の窓口が載っています。

窓口 電話番号 受付
#いのちSOS 0120-061-338 24時間365日
よりそいホットライン 0120-279-338 24時間

どちらも無料のフリーダイヤルです。

よくある質問

Q1. 寂しがり屋は直したほうがいいですか

扱い方を整えるもので、直す対象にしなくて構いません。

寂しさを感じやすいこと自体は、欠点ではありません。困るのは、預け先が1人に集中して、その人の負担が重くなるときです。

預け先を分け、ひとりの時間の過ごし方に型を持てば、同じ性格のままで楽になります。

Q2. 重いと言われたら、連絡を減らすしかありませんか

減らすだけが答えではありません。

まず、自分の望む量と、相手の心地よい量を、具体的に話し合います。そのうえで、間を取った約束を決めます。

連絡の量が合わなくて苦しいときは、同じ温度の人と付き合うという選択もあります。

Q3. 寂しがり屋の人は、恋愛に向きませんか

向かないということはありません。

寂しさを感じやすい人は、相手を気にかける気持ちも強いことが多く、その点は恋愛で強みになります。

つまずきやすいのは、1人にすべてを預けるときです。預け先を分ければ、恋愛の負担は軽くなります。

Q4. 寂しがり屋の男性は、嫌われますか

そんなことはありません。

Q&Aサイトでは、寂しがり屋でまめな男性は、連絡不精な人が多い中で好まれる、という回答もありました。

ただし、量が相手の心地よい量を超えると、男女を問わず負担になります。ペースを話し合う方法は、同じように使えます。

Q5. 友達が少なくて、預け先を増やせません

最初の層から、小さく始めてください。

店の人への挨拶や、同じ場所に通うことでも、毎日の軽いつながりになります。深い友人関係は、その後からで間に合います。

頼れる人がいない人の孤独感が高いという調査結果もありましたが、これから作ることはできます。

Q6. 寂しがり屋の診断テストで高い点が出ました

テストの点数で、性格や病気は決まりません。

自分の傾向を知るきっかけとして使い、どんな場面で寂しさが強くなるかを見直してみてください。

気分の落ち込みが続いている場合は、前の節の目安を参考に、相談窓口や医療機関に連絡してください。

確かめた出典

この記事で引用した情報は、次のページで、2026年10月28日に内容を確かめました。

この記事の方法のうち、つながりの3つの層、連絡のペースの決め方、ひとりの時間の過ごし方は、公的機関の手順でなく、筆者が日常で試しやすい形にまとめた工夫です。

まとめ

寂しがり屋は、扱い方を整えるものです。

重いと言われる原因は、寂しさを感じやすいことより、寂しさの預け先が1人に集中していることにありました。

内閣府の調査でも、困ったときに頼れる人がいる人といない人で、孤独感の強さに大きな差がありました。

今日は、自分が話せる相手を、紙に3人書き出してみてください。毎日の軽いつながり、週に1度のつながり、深く話せる相手。どの層が空いているかが見えます。

空いている層が見つかったら、そこから1つだけ、小さく始めます。

気分の落ち込みが2週間以上続くなら、窓口や医療機関に相談してください。

寂しさとの付き合い方を、本でも確かめたいときのために

考え方や距離の取り方は、本で知っておくと自分の状況に当てはめやすくなります。気になるものから探してみてください。

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