「日本のビザって、なんだか難しそう…」「2025年から何か新しいビザができるって聞いたけど、私にも関係あるのかな?」「行政書士さんにお願いすると、どんないいことがあるの?」
日本で暮らしたい、働きたい、学びたいと考えている外国人の方にとって、「ビザ(在留資格)」の問題は、とっても大切だけど、ちょっと複雑で分かりにくいものかもしれませんね。
でも、大丈夫!この記事では、2025年の日本のビザ制度について、そして、そんな難しいビザの手続きを助けてくれる「行政書士(ぎょうせいしょし)」という専門家について、まるで親切な友達が隣で教えてくれるみたいに、分かりやすく解説します。
この記事を読めば、
- 2025年、日本のビザはどう変わるの?新しいビザって何?
- 「ビザ」と「在留資格」って、どう違うの?
- 行政書士さんって、ビザ申請でどんなお手伝いをしてくれるの?
- ビザ申請の基本的な流れや、気をつけるポイントは?
といった疑問がスッキリ解消!あなたの日本での夢を叶えるためのお手伝いができれば嬉しいです。
2025年、日本のビザ(在留資格)はどうなるの?最新情報をチェック!
1.1. 日本の外国人受け入れ、今、どうなってるの?
最近の日本は、外国人の皆さんをもっと積極的に受け入れよう!という動きが強まっています。日本の人口が減っていたり、世界中で「うちの国に来てほしい!」という人材の取り合いが起こっていたりするからです。
昔は、主に「働き手」として外国人の皆さんを迎えることが多かったのですが、最近は、専門的な技術を持っている人、会社を作りたい人(起業家)、さらにはパソコン一つで世界中どこでも仕事ができる「デジタルノマド」みたいな、色々な才能を持った人たちに「ぜひ日本へ!」と呼びかけているんです。2025年に予定されている色々な制度の変更も、そんな日本の「ウェルカム!」な気持ちの表れなんですよ。
ここでちょっと大事なポイント!日本のビザや在留資格の手続きは、主に2つの役所が担当しています。
- 外務省(がいむしょう): あなたの国の日本大使館や総領事館で、日本に入るための「ビザ(査証)」を出してくれるところ。
- 法務省 出入国在留管理庁(ほうむしょう しゅつにゅうこくざいりゅうかんりちょう、略して「入管庁」): 日本国内で、「在留資格認定証明書(COE)」っていう大事な書類を出したり、ビザの種類を変えたり、滞在期間を延ばしたりする手続きをするところ。
この2つの役所の役割分担を頭に入れておくと、手続きの流れが分かりやすくなりますよ。
2025年に向けては、新しい種類のビザができたり(例えば、会社を作りたい人向けの「スタートアップビザ」や、自由に旅しながら働く人向けの「デジタルノマドビザ」)、申請の手続きがインターネットでもっと簡単にできるようになったり、お金(手数料)が変わったりと、色々な変化が予定されています。これは、日本が世界中からもっとたくさんの人に来てほしい!そして日本の経済を元気にしたい!と考えている証拠なんです。
1.2. 「ビザ(査証)」と「在留資格」って、何が違うの?超基本!
「ビザ」と「在留資格」、どっちもよく聞く言葉だけど、実は意味がちょっと違います。ここを間違えると混乱しちゃうので、しっかり覚えておきましょう!
- ビザ(査証:さしょう):
- これは、あなたの国の日本大使館や総領事館が出してくれる、「あなたのパスポートは本物ですよ」「あなたが日本に入るのは、今のところ問題なさそうですよ」という「推薦状」みたいなものです。
- でも、これを持っていれば絶対に日本に入れる!というわけではありません。最後のOKを出すのは、日本の空港などで入国審査をする人(入国審査官)です。
- 在留資格(ざいりゅうしかく):
- こっちが、あなたが日本にしばらく住んで、何か特定の活動(働く、勉強する、家族と暮らすなど)をするための「許可証」みたいなものです。
- これがないと、日本に長く住んだり、活動したりできません。どんな活動ができるか、どれくらいの期間いられるか、などがこの「在留資格」で決まります。
だから、日本で生活したり活動したりするための本当の「キップ」は、この「在留資格」とその中身なんです。ビザをもらうのがゴールじゃなくて、目的に合った「在留資格」をちゃんと取って、そのルールを守ることが大切なんですね。
1.3. どんな「在留資格」があるの?主なカテゴリーを見てみよう!
日本の在留資格は、本当にたくさんの種類があって、目的や活動内容によって細かく分かれています。ここでは、2025年時点で主なものをいくつかご紹介しますね。あくまで目安なので、実際に申請する時は、必ず最新の情報を確認してください。
【主な日本の在留資格(2025年ざっくりガイド)】
在留資格の種類 | 主にどんな目的? | だいたいどれくらい日本にいられる?(最初/最長) |
---|---|---|
短期滞在(観光、お仕事の短期出張など) | 観光、短い期間の商談、親戚に会うなど(90日以内) | 90日以内 |
就労ビザ(働くためのビザ、色々あります) | 専門的な分野で働くため | 3ヶ月、1年、3年、5年 |
↳ 技術・人文知識・国際業務 | エンジニア、翻訳家、デザイナー、外国語の先生など | 5年、3年、1年、3ヶ月 |
↳ 経営・管理 | 会社の社長さんや、管理する立場の人 | 5年、3年、1年、6ヶ月、4ヶ月、3ヶ月 |
↳ 高度専門職 | すごく専門的な能力を持っている人(ポイントで評価されます) | 5年(1号)、ずーっと(2号) |
↳ 特定技能 | 人手が足りない特定の産業分野で働くため | 1年(1号)、3年/1年/6ヶ月(2号) |
留学 | 大学や専門学校などで勉強するため | 最長4年3ヶ月(学校の種類で変わります) |
家族滞在 | 特定のビザで日本にいる人の、奥さん・旦那さんやお子さんが一緒に暮らすため | 世話をしてくれる人のビザの期間と同じくらい |
日本人の配偶者等 | 日本人の奥さん・旦那さんや、実の子ども、特別養子 | 5年、3年、1年、6ヶ月 |
永住者の配偶者等 | 日本に永住している人・特別永住者の奥さん・旦那さんや、日本で生まれた子どもなど | 5年、3年、1年、6ヶ月 |
永住者 | あまり制限なく、ずーっと日本に住むため | ずーっと(無期限) |
特定活動 | インターンシップ、デジタルノマド、会社を作る準備など、国が特別に認める活動 | 活動によって違う(例:6ヶ月、1年、2年) |
この表は、「私にはどんなビザが関係あるかな?」と考える時の、最初のヒントにしてくださいね。
ビザ申請の強い味方!「行政書士」ってどんな人?
「ビザの申請って、書類もたくさんいるし、手続きも複雑で、一人じゃ不安…」
そんな時、あなたの強い味方になってくれるのが「行政書士(ぎょうせいしょし)」という法律の専門家です。
2.1. 行政書士さんって、何をしてくれるの?
行政書士は、役所に出す書類を作ったり、それを代わりに提出したり、そういったことに関する相談に乗ってくれる、法律のプロフェッショナルです。
特にビザ(在留資格)のことで重要なのが、「申請取次行政書士(しんせいとりつぎ ぎょうせいしょし)」という資格。これは、入管の研修を受けて、ちゃんと届け出をした行政書士さんのことで、なんと、あなたの代わりに、入管へ申請書類を出しに行ってくれるんです!これ、すごいですよね。原則として、あなたが直接入管の窓口に行かなくても済むようになるので、時間も手間も大幅に節約できます。
行政書士さんがビザのことでしてくれる主なサービスは、こんな感じです。
- 相談と「私でも大丈夫かな?」のチェック: あなたの状況をじっくり聞いて、「どのビザが良さそうか」「許可される可能性はどれくらいか」など、アドバイスをくれます。
- 山のような書類作りのお手伝い: 申請書や理由書はもちろん、たくさんのややこしい必要書類を作るのを手伝ってくれます。
- あなたの代わりに入管へGO!: 作った書類を、代わりに提出してくれます。
- 入管とのやり取りもお任せ: 審査の途中で入管から「これについて教えてください」「この書類も出してください」と言われた時も、対応してくれます。
- 許可が出たら、新しい在留カードも受け取ってくれる: 無事に許可が出たら、新しい在留カードなどを代わりに受け取ってくれることも。
- 色々な申請に対応!: 日本に来る前の「在留資格認定証明書」の申請から、ビザの変更、更新、永住、さらには日本国籍を取りたい時の「帰化申請」まで、幅広くお手伝いしてくれます。
ただし、行政書士さんは、あくまで書類の手続きのプロ。弁護士さんのように、裁判であなたの代理人になったりはできません。
この「申請取次行政書士」の制度は、入管がたくさんの申請を効率よくさばくための、とっても大事な仕組み。専門知識を持った行政書士さんが、最初に書類をチェックすることで、入管の中の審査の負担を軽くしているんですね。国も、行政書士さんたちを信頼している証拠です。
2.2. 行政書士さんにお願いするメリットって?
ビザの申請を行政書士さんにお願いすると、こんないいことがあります!
- 専門知識と最新情報がスゴイ!: 複雑な法律やルール、しょっちゅう変わる運用について、とっても詳しい!特にビザの法律はよく変わるので、いつも新しい情報を持っている専門家は頼りになります。
- 許可される可能性がアップ!: プロが作るちゃんとした書類と作戦で、書類の不備でダメになったり、許可されなかったりするリスクを減らして、許可の可能性を高めてくれることが期待できます。
- 時間と手間を大幅カット!: 面倒な書類の準備や、長時間待たされることもある入管への行列、追加書類への対応などを代わりにやってくれるので、あなたは勉強やお仕事に集中できます。
- 言葉の壁も大丈夫!: 日本語が苦手な人にとって、日本語の書類作りや役所とのやり取りは大変。でも、行政書士さんがサポートしてくれます。
- 難しいケースもお任せ!: 経験豊富な行政書士さんなら、過去にうまくいかなかったことがある場合や、証明が難しい複雑なケースでも、うまくいく方法を考えてくれるかもしれません。
- リスクを減らせる!: 「ここが問題になりそうだな」という点を事前に見つけて、対策を考えてくれます。もしダメだった場合の対応も相談に乗ってくれます。
- 書類集めも手伝ってくれるかも!: 役所でもらう色々な証明書など、必要な書類を集めるのを手伝ってくれることもあります。
行政書士さんの本当にスゴイところは、ただ書類を作るだけじゃなくて、これまでの経験や「入管はこういうところを気にするんだな」という審査の傾向を分かった上で、あなたの申請全体を「なるほど、これなら許可できそうだ!」と思わせるように組み立ててくれる力です。
2.3. デメリットや気をつけることは?
行政書士さんにお願いする時の主なデメリットは、やっぱりお金(専門家への報酬)がかかること。また、行政書士さんみんなが同じレベルというわけではないので、経験が浅かったり、専門分野が違ったりする人を選んじゃうと、期待した結果にならないことも…。行政書士さんにお願いしたからといって、100%ビザがもらえるわけではない、ということも覚えておきましょう。
でも、もし自分でやってダメだった時の時間やお金、日本にいられなくなるかもしれないリスクを考えると、専門家にお願いする費用は、決して高すぎるとは言えないかもしれません。だから、どの行政書士さんにお願いするかは、とっても慎重に選ぶ必要があります。
2.4. 行政書士さんにお願いする時の費用って、どれくらい?(2025年の目安)
行政書士さんに払うお金は、事務所の方針や、あなたのケースの難しさ、どんなビザを申請するかで、大きく変わります。下にあるのは、だいたいの目安なので、実際に頼む時は必ずその事務所に見積もりを出してもらってくださいね。
【主なビザ関連サービスと行政書士費用の目安(2025年)】
ビザ関連サービスの種類 | 報酬の目安(日本円) |
---|---|
最初の相談料 | 3,000円~5,000円/1時間くらい |
就労ビザ(技術・人文知識・国際業務など) – 新規(COE) | 8万円~15万円(書類作成だけの場合) 15万円~20万円(全部おまかせの場合) |
就労ビザ – ビザの種類を変える時 | 8万円~15万円(書類作成だけの場合) 15万円~20万円(全部おまかせの場合) |
就労ビザ – ビザの期間を延ばす時 | 3万円~6万円(書類作成だけの場合) 4万円~10万円(全部おまかせの場合) |
家族滞在ビザ – 新規(COE)/種類を変える時 | 3万3千円~8万8千円以上 |
日本人の配偶者等ビザ – 新規(COE)/種類を変える時 | 8万8千円以上 |
永住許可申請 | (難しいので、上の就労ビザとかより高くなることが多いです) |
経営・管理ビザ – 新規(COE)/種類を変える時 | 8万円~15万円以上(会社の計画とかで大きく変わります) |
このお金には、申請手数料(収入印紙代)みたいな実費が含まれている場合と、行政書士さんのサービス料だけの場合があります。契約する前には、全部でいくらかかるのか、どんなサービスをしてくれるのかを、必ず書面で確認して、追加でお金がかかる場合についてもハッキリさせておきましょうね。
【2025年大注目!】ビザに関する主な変更点と新しい動き
2025年は、日本のビザ制度でいくつか大事な変更が予定されています。これはあなたにも直接関係があるかもしれないので、しっかり情報をキャッチしておきましょう!
3.1. ビザ申請のお金(手数料)が変わります!(2025年4月1日から)
なんと、約45年ぶりに、ビザ申請などにかかる手数料が大幅に変わって、2025年4月1日から新しくなりました!対象になるのは、ビザの種類を変える申請、ビザの期間を延ばす申請、永住許可の申請など、日本国内でする多くの入管の手続きです。
【大事なポイント!】
2025年3月31日までに申請が受け付けられたものは、もし許可が4月1日以降になっても、変更前の安い手数料でOKだったそうです。
今回の変更で面白いのは、窓口で申請するのと、インターネットで申請するのとで、手数料に差がつけられたこと。例えば、ビザの変更や更新の場合、インターネットで申請した方が、窓口より500円安くなるんです。
【主な手続きの手数料くらべてみよう!(2025年4月1日から)】
手続きの種類 | 前の手数料(円) | 新しい手数料(窓口・円) | 新しい手数料(オンライン・円) |
---|---|---|---|
在留資格変更許可 | 4,000 | 6,000 | 5,500 |
在留期間更新許可 | 4,000 | 6,000 | 5,500 |
永住許可 | 8,000 | 10,000 | オンライン申請はまだみたい |
再入国許可(1回だけ) | 3,000 | 4,000 | 3,500 |
再入国許可(何回も) | 6,000 | 7,000 | 6,500 |
就労資格証明書交付 | 1,200 | 2,000 | 1,400 |
※永住許可申請のオンライン対応は、2025年4月1日の手数料変更の時点ではまだでしたが、2025年度中にはオンラインでできるようになる予定、という情報もあります。これからのお知らせに注目ですね! |
手数料は、ふつう「収入印紙」を買って納めます。
この手数料の変更と、オンライン申請をちょっとお得にするっていうのは、ただ値段が変わっただけじゃないんです。これは、国が「もっとインターネットで手続きしてね!」「役所の窓口が混むのを減らしたいな」「もっと効率よく仕事したいな」と考えている、大きな作戦の表れなんです。
3.2. インターネット申請がもっと便利に!どんどん使おう!
入管庁は、「在留申請オンラインシステム」っていうインターネットでの申請をもっとたくさんの人に使ってもらおうと、力を入れています。
- 誰が使えるの?: 外国人のあなた本人(マイナンバーカードが必要)、あなたの代わりに手続きをする人(法定代理人)、あなたの会社や学校の人、弁護士さん、行政書士さんなどが使えます。
- どんな手続きができるの?: 日本に来る前の「在留資格認定証明書」の申請、ビザの種類を変える申請、ビザの期間を延ばす申請、日本で生まれた赤ちゃんがビザをもらう申請、働けることを証明する書類の申請など。これらの申請と一緒なら、再入国許可やアルバイトの許可(資格外活動許可)もオンラインでできます。
- どんないいことがあるの?: 24時間365日、いつでもどこでも申請できる!入管の窓口に行って長い時間待たなくてもOK!条件によっては、新しい在留カードを郵送で送ってもらうこともできます。
- 何が必要?どうやるの?: システムに使う人を登録したり、マイナンバーカード(自分で申請する場合)や、PDFにした必要書類をアップロードしたりする必要があります。
- 短期滞在ビザもオンラインで!: 一部の国や地域の人は、観光目的の短い滞在のビザを「JAPAN eVISA」っていうシステムでオンライン申請できます。
- 永住許可申請もオンラインになるかも!: さっきも言ったけど、2025年度中には永住許可申請もオンラインでできるようになる見込みです。これは大きな進歩!
インターネットでの申請が便利になる一方で、パソコンやインターネットが苦手な人や、必要な機械(マイナンバーカードリーダーとか)を持っていない人には、新しいハードルになるかもしれません。行政書士さんみたいな専門家は、そういう人たちを助ける役割も期待されています。
3.3. 新しいビザも登場!世界の変化に合わせて日本も変わる!
日本は、世界中からもっとたくさんの人に来てもらって、日本の経済を元気にしたり、新しいアイデアを生み出したりするために、新しいタイプのビザを作ったり、今ある制度をもっと良くしたりしています。
3.3.1. 「スタートアップビザ/起業家ビザ」で、あなたも日本で社長に!?
外国人のあなたが日本で会社を作りたい!という夢を応援するための「外国人起業活動促進事業」というものがあって、それにもとづくビザ(通称:スタートアップビザ、アントレプレナービザ)が、2025年1月1日から日本全国で使えるようになりました!今までは、一部の特別な地域だけだったんです。
- 目的は?: 外国人起業家の新しいアイデアや技術を日本に呼び込んで、日本の経済を元気にしたり、地方を盛り上げたりすること。
- 主な特徴は?:
- 初めて日本に来る人だけじゃなくて、もう他のビザで日本に住んでいる人も対象です。
- ふつう「経営・管理」ビザっていう会社を作るためのビザだと、事務所を用意したり、500万円以上のお金(資本金)が必要だったりするけど、このスタートアップビザなら、会社を作る準備期間として、最長2年間、それらの条件を待ってもらえます!
- 最長2年間日本にいられて、半年に1回更新が必要です。
- 申請するには、会社の計画書を作って、住んでいる街の役所や経済産業省っていう国の役所に「うん、いいよ」と確認してもらう必要があります。
この制度は、特にまだお金があまりない、始まったばかりの外国人起業家にとって、日本でチャレンジする大きなチャンス!「事務所どうしよう…」「お金が足りない…」という心配を少し減らして、色々な人が日本の新しいビジネスの世界に入りやすくなります。
3.3.2. 「デジタルノマドビザ」で、旅しながら日本で働く!
2024年4月に始まった「デジタルノマド」向けのビザ(特定活動)は、2025年も引き続き注目されています。
- どんな人が対象?: 日本以外の国の会社と契約してリモートワーク(遠隔で仕事)をする人や、外国のお客さんに対してインターネットを使ってお仕事をする個人事業主で、年収が1,000万円以上の外国人。
- 主な特徴は?:
- 最長6ヶ月間日本にいられます。でも、更新はできません。もう一度このビザで来たい場合は、一度日本を出て、6ヶ月経ってからまた申請する必要があります。
- 日本にいる間に病気やケガをしても大丈夫なように、民間の医療保険(1,000万円以上の補償があるもの)に入っていることが絶対条件です。
- 奥さん・旦那さんや子どもも一緒に連れてくることができます。
- 目的は?: お金に余裕があって、色々な場所で暮らしたいと思っている人たちに長く日本にいてもらって、観光を盛り上げたり、経済を良くしたりすること。
このデジタルノマドビザは、たくさんお金を稼いでいて、自由に移動する人たちをターゲットにしています。年収1,000万円っていう条件や、民間の医療保険に入らなきゃいけないっていうのは、日本の社会保障制度に負担をかけないで、質の高いお客さんにたくさんお金を使ってもらいたい、という日本の作戦の表れ。6ヶ月っていう滞在期間は、「長く住む」んじゃなくて、あくまで「ちょっと長めの観光」という位置づけなんですね。
全国どこでもOK!あなたにピッタリのビザ専門行政書士さんを見つける方法
「ビザの申請、やっぱり専門家にお願いしたいな。でも、どうやって探せばいいの?」
複雑なビザ申請を手伝ってくれる行政書士さんは、日本全国にいます。でも、あなたにピッタリの専門家を見つけることが、成功への一番の近道!
4.1. 国の機関で探す!安心の行政書士さん探し
- 日本行政書士会連合会(にほんぎょうせいしょしかい れんごうかい):
- 日本全国の行政書士さんが登録されている、一番大きな団体です。この連合会のウェブサイトで、会員検索機能を使って、住んでいる地域(都道府県・市区町村)や、「どんなお仕事が得意か」(例えば「国際業務」とかビザに関係する分野)を選んで、行政書士さんを探すことができます。
- 都道府県行政書士会:
- それぞれの都道府県にも行政書士会があって、そこでも検索機能や紹介サービスがあるかもしれません。
こういう国の機関のリストを使えば、ちゃんと登録されている本物の行政書士さんだ、という基本的な安心感があります。ただし、「得意分野」は自分で言っているだけの場合もあるので、リストで見つけた後も、個別にちゃんと確認するのが大切です。
4.2. インターネットの専門サイトで探す!全国対応のポータルサイト
最近は、行政書士さんを探すためのインターネットの専門サイトもたくさんあって、全国の事務所を検索できます。
- ビザ申請支援ネット (Visa-Shien.net): ビザや入管のお仕事を専門にしている行政書士さんだけを集めた検索サイト。「就労ビザ」「在留資格ビザ」みたいに、やりたいことから探せます。
- e行政書士: 約14,000もの行政書士事務所の情報が載っているらしい、大きなサイト。得意な分野や、どんな許認可に強いか、などで探せるみたいです。
- その他、色々な専門家を探せるサイト: 「士業ねっと!」「Mahoroba Pro」「士業らくらく検索ネット」みたいに、弁護士さんや税理士さんなど、他の専門家も一緒に探せるサイトもあります。
- おねがい行政書士: 全国対応で、行政書士さんの顔写真付きで探せる無料のサイトです。
「ビザ申請支援ネット」みたいに、ビザ専門のサイトが出てきたっていうのは、ビザに関するお手伝いのサービスがだんだん本格的になってきて、私たちも専門家を探しやすくなってきた、ってことですね。
4.3. 失敗しない!ビザ専門行政書士さんを選ぶ時の超重要ポイント
あなたにピッタリの行政書士さんを選ぶために、こんなことをチェックするのがおすすめです!
- ビザの専門家?経験は?: これが一番大事!行政書士さんみんながビザに詳しいわけじゃありません。あなたがお願いしたいビザの種類について、実際に扱ったことがあるか、今までどれくらいの数をやってきたか、などを確認しましょう。「10年以上の経験」「100件以上の実績」なんていうのが、一つの目安になるかもしれません。
- 「申請取次行政書士」の資格は持ってる?: 入管の研修を受けて届け出た証明書(ピンク色のカードが多いです)を持っているか確認しましょう。これがあれば、あなたが直接入管に行かなくてもOKになります。
- ちゃんと話を聞いてくれる?連絡はスムーズ?: 説明は分かりやすいか、質問に丁寧に答えてくれるか、連絡はちゃんと取れるか、などをチェック。必要なら、外国語で対応してくれるかも大事ですね。
- お金のことはハッキリと!: 全部でいくらかかるのか、何が含まれているのかを、必ず書面(契約書)でハッキリさせてもらいましょう。すごく安い料金には、何か理由があるかもしれないので注意!
- もしダメだった時はどうする?: 万が一、許可されなかったり、追加の書類を出してと言われたりした場合、どう対応してくれるのか(もう一度申請を手伝ってくれるか、追加でお金がかかるかなど)を確認しておきましょう。
- 口コミや評判も参考に: インターネットのレビューや、知り合いからの評判も参考になります。でも、全部を信じすぎないで、色々な情報と合わせて判断しましょう。
- 事務所の大きさは?: 大きな事務所だと、経験の浅い人が担当になることもあるかも。逆に、一人でやっている事務所だと、担当の人がいない時に困るかもしれません。代表の行政書士さんの目が届きやすくて、何人かで対応できる、小さめ~中くらいの事務所が良いバランスかも、という意見もあります。
- 地元の人?全国対応?: 地元の行政書士さんなら、直接会って相談しやすいですよね。でも最近は、インターネットで相談に乗ってくれたり、全国どこからでもお願いできる事務所も増えています。専門性が高ければ、遠くの事務所でも質の高いサービスを受けられるかもしれません。
- 最初の相談を上手に使おう!: 多くの事務所が、最初は無料か安い料金で相談に乗ってくれます。これを活用して、あなたとの相性や専門性を確かめましょう。
- 変なことは言わない?: 「100%許可します!」とか、「ウソの書類を作りましょう」みたいなおかしなことを言う行政書士さんは絶対に避けましょう。
今は、日本全国どこにいても、専門家の助けを受けられる時代。あなたがいる場所にこだわらず、本当に信頼できる、専門性の高い行政書士さんを選ぶことが大切です。
ビザ申請って、どんな流れ?主な書類は何がいるの?
5.1. 「在留資格認定証明書(COE)」が最初のカギ!
日本に長く住むための多くのビザ(働く、勉強する、家族と暮らすなど)の申請で、最初のとっても大事なステップになるのが、「在留資格認定証明書(Certificate of Eligibility、略してCOE)」をもらうことです。
- COEって何?: あなたが日本に来る前に、日本の入管庁が「あなたが日本でしたいことは、このビザの条件に合っていますよ」「あなたが日本に来ても大丈夫そうですよ」と証明してくれる書類です。
- なんで大事なの?: これを先にもらっておくと、あなたの国の日本大使館や総領事館でのビザ申請の手続きが簡単になって、審査の時間も短くなることが多いんです。
- 誰が申請するの?: ふつうは、日本であなたを受け入れてくれる会社や学校、奥さん・旦那さんなどが、あなたの代わりにCOEの申請をしてくれます。
- どんな流れ?: 日本の入管に申請 → 審査 → COEがもらえる → COEを外国にいるあなたに送る → あなたがCOEを持って、自分の国の日本大使館などでビザを申請する、という流れです。
- 有効期間は?: COEは、だいたい発行されてから3ヶ月間有効です。
このCOEの制度は、日本に来る前に「本当にこの人は大丈夫かな?」という審査の大部分を日本国内でやってしまうことで、外国にある日本大使館などの仕事の負担を軽くして、申請する私たちにとっても「ビザ、もらえるかな?」という見通しを立てやすくする、という良い効果があるんです。
5.2. 一般的にどんな書類が必要なの?(ざっくりと)
ビザの申請に必要な書類は、どんなビザを申請するか、あなたの国籍、どこの日本大使館・総領事館で申請するか、などで全然違います!だから、必ず申請する場所の日本大使館・総領事館のウェブサイトか、日本の入管庁の公式情報を確認して、最新で正しい書類のリストを手に入れてくださいね。
一般的に、よく必要になる書類の例はこんな感じです(ビザの種類によって全然違うので、あくまで例ですよ!)。
- ビザの申請書(外務省や大使館が決めた書き方があります)
- 有効なパスポート(期限が十分残っていて、ビザを貼るページも空いていること)
- 証明写真(大きさやいつ撮ったか、決まりがあります)
- 在留資格認定証明書(COE)(もらう場合)
- あなた自身に関する書類(履歴書、卒業証明書、仕事の経歴書、生まれたことを証明する書類、結婚したことを証明する書類など)
- 日本であなたを受け入れてくれる会社や学校、身元を保証してくれる人などに関する書類(招待状、身元保証書、会社の登記簿、税金を払った証明書、雇用の契約書、入学許可書、戸籍謄本など)
- 日本で生活するためのお金があることを証明する書類
- 日本でどんなことをする予定か書いたもの
- などなど…
日本で発行される証明書類は、発行されてから3ヶ月以内のもの、外国語の書類には日本語の翻訳(英語の書類は翻訳がいらないこともあります)をつけるのが基本です。
こーんなにたくさんの書類が必要なのは、あなたが「このビザの条件にちゃんと合っていますよ!」ということを、しっかり証明しなきゃいけないからです。書類が足りなかったり、書いてあることがおかしかったりすると、審査が遅れたり、ダメだったりする一番の原因になります。
5.3. どこに出すの?どれくらい時間がかかるの?
- どこに申請する?:
- ビザ(査証): あなたが住んでいる国の、日本の大使館や総領事館。一部の短い滞在のビザは、インターネット(JAPAN eVISA)でも申請できます。
- COEの申請、日本国内でのビザの変更・更新: 日本国内の地方出入国在留管理局の窓口か、インターネットの在留申請オンラインシステム。
- 審査にかかる時間の目安は?:
- 外国の日本大使館などでのビザ審査: 書類に問題がなければ、だいたい1週間くらい。もっと詳しく調べる必要がある場合は、もっと時間がかかります。
- COEの交付審査: だいたい1ヶ月~3ヶ月くらい。
これらはあくまで目安で、申請する内容や時期によって、大きく変わることがあります。
特にCOEの審査期間は、なかなか予想が難しくて、長引くこともあります。仕事や学校が始まる時期が決まっている場合は、十分すぎるくらい余裕を持って、申請の準備を始めるのが、とってもとっても大切です!
最後に、あなたへ贈る【とっておきアドバイス】と応援メッセージ
2025年の日本のビザ制度は、手数料が変わったり、インターネット申請が進んだり、新しいビザができたりと、色々な変化があります。これらのことを頭に入れて、ビザの申請をスムーズに進めるために、こんなことに気をつけると良いですよ!
- 早め早めに計画を!: ビザの申請は時間がかかるもの。日本に行きたい時期、住み始めたい時期から逆算して、十分に余裕を持って情報集めと準備をスタートしましょう。
- 書類準備はカンペキに!: 必要な書類は、正確に、全部そろえるのが絶対条件!必ず公式の情報源で最新の条件を確認して、間違いがないように、細心の注意を払って準備しましょう。
- 困ったら専門家を頼ろう!: 複雑なケースや、手続きに不安がある場合は、ビザ専門の行政書士さんに相談することを強くおすすめします。「お金がかかるな…」と思うかもしれませんが、スムーズな手続きと許可の可能性を上げるための「投資」だと考えてみてください。
- 信じるべきは公式情報!: 外務省、出入国在留管理庁、日本行政書士会連合会などの公式ウェブサイトが、一番信頼できる最新情報源です。
- 全国どこでもサポートあり!: ビザの手続きや行政書士さんのサポートは、日本全国どこでも受けられます。最近は、インターネットで相談に乗ってくれたり、遠くからでもお願いできる専門家がたくさんいます。
日本は、世界の変わり目に合わせて、もっと魅力的な国になるために、入国管理の制度をずーっと見直しています。2025年からも、最新の情報をしっかりキャッチして、誠実に、念入りに準備をすることが、日本のビザ(在留資格)をスムーズに手に入れるためのカギになります。
この記事で得た情報と、専門家のサポートを上手に活用して、あなた一人ひとりが、自信を持って日本の扉を開くお手伝いができたら、本当に嬉しいです。あなたの日本での新しい一歩を、心から応援しています!
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